ラグビーとアメフトの違いをドヤ顔で女性に説明する

ラグビー

 

シルバーウィークも後半ですね。今年もやることがいっぱいのせいきゅん岩崎です。

が、しかし。

が、しかしですよ姉さん。ラグビー日本代表がワールドカップで南アフリカに勝ってしまい、日本歴史上初のFacebookのタイムラインにラグビーの話題が溢れるという展開になり悩みました。

僕は高校1年生からラグビーを始め、大学4年生の卒業間近1月までラグビーをやっていました。もちろん就職活動なんていうものはしませんでしたよ。

僕みたいな「弱虫な男」が今こうやって人並みに仕事をして家族を持てているのは、ほぼラグビーのおかげだと思っています。

もし高校時代にラグビーをやらなければ、きっと今頃パチプロで独身。

そしてパチスロで大勝した日はステーキガストでステーキを食べ、その後風俗に行く。そんな生活を送っていたでしょう。これはこれで憧れる生活ではありますが(笑)

全部ラグビーから教わった

そんな僕を救ってくれたラグビー。残酷で厳しい社会を生き抜いていく「強さ」は、全部ラグビーから教わりました。ホントに。

だから僕はラグビーに感謝していますし、一人でも多くの人がラグビーに興味を持ってくれたらいいなと思っています。2019年には日本にラグビーワールドカップがやってくるんですから!

なので今ラグビーのことを書かなくていつ書くんだ!?と思い、予定はすべて変更してこの記事を書いています。

しかしですよ、ラグビーのことを書くと決めたはいいものの青春時代のほとんどをラグビーに捧げてきた僕には書きたいことが山のようにあります。

高校時代に受けた「シゴキ」特集だけで、100記事はいけると思います(笑)

ラグビー部の先輩は誰もが知っている大企業に行き(ラグビー部は就職で人気がある)、みんな丸くなり会社では「いい先輩」を気取っていますが、ホントあの頃の非人道的行いを彼らの結婚式でブチまかしてやりたいと思っていた気持ちは今も変わりありません。

しかしある意味その非人道的行いこそが「現代のひ弱な男」をラグビー選手として一人前にする必須儀式であり、建前じゃない現実の残酷で厳しい社会を生き抜く「強さ」になったことは間違いありません。

なのでホントに先輩方にも感謝しています(いや、嘘です)。

このように本気でラグビーのことを全部書こうとしたら、書き続けてそのまま気絶すると思います。

ですが、今この「にわかラグビーブーム」に求められているモノはそんなディープな話しではありません。

女性社員の疑問に答えて尊敬を得ること

30代、40代のおっさんの味方を自称するサンオツ岩崎の役割としては若い女性社員がラグビー話で盛り上がっているところに入り、軽く尊敬を得られる知識を伝授することです。

女性社員は「五郎丸って、カッコいいよね!」「五郎丸って名前がウケるよねー」と騒いでいるはずです。

そこでその女性社員から一目置かれ「えー、○○さんって仕事だけじゃなくラグビーも詳しいんですね。というか、なんでも詳しんですねー(憧れ)」と言ってもらえることが一番重要だと思っています。

そう、この機会に乗じて少しでも自分の株を上げてください。

そうやってどんな形でもラグビーに興味を持ってもらう人を増やすことが、我々ラグビーに携わる者(実際は携わっていないのですが)の使命なのです。

とにかく今重要なことは女性社員の疑問に対してウィットに富んだ深みのある答えを返し「へー、そうなんですか!」という尊敬を得ることです。

男性のみなさま、この記事を読んで「ドヤ顔」で女性社員に語り尊敬を得てください。

そして「昼休みに公園でラグビーしようよ!」と女性社員をラグビーに誘い、タックルを受けちゃってください。

↓↓こんな感じに。

よろしくお願いします。

 

「南アフリカ」がラグビーが強いのはなぜ?

さてもうすでに「南アフリカに日本が勝ったことが、どれほどすごいことか?」については話しをしません。

なぜならこれはネットで散々見ているわけで、ここの話をしても女性社員からはこの人は「にわかラグビーファン」=「私と同じ」としか認知されません。

南アフリカ戦のネットニュースに出回っていない情報こそ、尊敬を得られる情報になります。

となるとやはり「南アフリカ」をもう少し深堀りするのがいいでしょう。

ラグビーの世界では「南アフリカ」は最強3国(ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ)の中の一つなのですが、他のスポーツではあまり有名ではありません。

南アフリカにとって「ラグビー」は特別なものなんです。

この特別さを理解するためには、できればクリント・イーストウッドがつくった映画「インビクタス/負けざる者たち」を見てもらいたいのですが、なかなかみなさん忙しいですよね。。。

 

 

 

この映画は実話に基づいてつくられています。

イギリス人は金やダイヤモンドの鉱脈を狙って18世紀末に南アフリカに来ました。そしてイギリスが南アフリカ全土を植民地とします。イギリスでとても人気のあるラグビーは当然、このような移住民によって盛んに行われていくようになります。

1950年代には貧しい「白人」を基盤とする政党が与党となり、人種隔離政策(アパルトヘイト)を本格的に推し進めていくことになりました。アパルトヘイトは1994年にネルソン・マンデラ議長が大統領に就任するまで続きます。

白人が持ち込み裕福な白人しか南アフリカ代表になれない「ラグビー」はアパルトヘイトの象徴と考えられ、黒人に大変不人気でした。

しかし1995年にラグビーワールドカップが「南アフリカ」で開催されることになり、マンデラ大統領は人種間の和解と団結の象徴としてラグビー南アフリカ代表にスポットを当て、国民みんなで応援してラグビーワールドカップで優勝してもらたいと考えたのです。

その頃ラグビー南アフリカ代表は国の混乱もあって成績が低迷していました。ワールドカップも優勝候補ではなかったのです。しかしなんとか南アフリカ代表は決勝まで駒を進め、優勝候補筆頭のニュージーランド代表オールブラックスを破り優勝するというお話です。

このような歴史からも南アフリカにとってラグビーとは特別なモノなんです。昔の日本でいう「野球」みたいなものでしょうか。

ニュージーランドやオーストラリアもそうですが、男の子が生まれたら誕生日にラグビーボールをプレゼントしたりする国なのです。

そういう「特別な国」に勝ったのです。

ラグビーはその特徴である「コンタクトがある」球技ゆえに、番狂わせが起こる可能性が低いです。

球技ではないですが、コンタクトスポーツの「相撲」や「柔道」に番狂わせが起きにくいことと同じです。

つまり今回の勝利は番狂わせではなく、エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)率いる日本代表が4年間やってきた「Japan Way」が見事にハマり、実力で勝ったことなのです。

ラグビー日本代表と「Japan Way」

ラグビーを一言で表すと、「勇気のスポーツ」なんです。

僕もたくさんの球技をやってきました。野球、サッカー、バレーボール、バスケ、卓球、テニス等々。

どの球技も面白いし、それぞれ必要とされるスキルが違ったりします。

これらの球技とラグビーが一番違うもの、それは「勇気が必要」ということなんです(この点でアメフトと似ています。ラグビーとアメフトの違いは後述します)。

他の球技で試合中に「痛いっ!」が頻発することはありません。

また相手のことを「怖いなー」と思うことも少ないです。

それはコンタクトプレーが少ないからなのです。

どんなに相手が大きくてもコンタクトプレーが少なければ、それほど恐怖を感じることはありません。

しかしラグビーはコンタクトプレーしかないのです。球技と言うよりは格闘技。それもリングがとても大きい格闘技。

今までの人生経験で自分より大きな男が全速力で自分に向かってくることなんて、ラグビー以外はありませんでした。こんなことが日常で起きたら大事件です。知らない人が全速力で自分に向かってきたら、こっちも全力疾走で逃げますよね。

これは動物としての本能なのです。自分より大きな動物が自分に向かってきたら、人は逃げるようにプログラミングされています。

この本能に逆らわないといけないのですから、必要なのはその相手に向かっていく「勇気」となります。

特に日本人は世界最小です。コンタクトスポーツであるラグビーが強い国は、みんな体の大きな選手がいる国ばかり。なので日本代表は今回のラグビーワールドカップでも、すべての相手が自分たちより大きいということになります。体が一般的に小さいアジア諸国の中で、唯一出場しているチームが日本代表なのです。

では、どうやって体の小さい日本人が体の大きな相手に勝つのか?

それが「Japan Way」です。

ラグビータックル

Japan Wayとは

エディー・ジョーンズHCに言わせると、日本の強みは「忍耐力」。

どんなに辛い練習をしても真面目にやり切る勤勉さ、我慢強さだけは世界一。

「だから世界一ハードな練習をしよう」となりました(笑)

どのチームよりも練習をして、パワー、スピード、体の大きさで劣る部分を、ハードワークとチームワークで上回る。

つまりJapan Way(日本の戦い方)は冷酷すぎる現実を直視した結果、出てきたものなのです。

どれだけトレーニングをしても生まれ持ったパワー・スピード・体の大きさには勝てない。

なので強い国のプレイスタイルをマネしたところで、結局負けてしまいます。

それがラグビーワールドカップ7大会連続「予選ラウンド敗退」、24戦1勝21敗2分け勝率4%という日本代表の結果でした。

そこでエディー・ジョーンズHC率いる日本代表は完全に開き直ります。

守るラグビーをしたところで守りきれない。

なので攻めて攻めて攻めまくる。相手を攻め続けて疲れさせてトライを取る作戦が「Japan Way」です。

「攻撃は最大の防御」という使い古された意味ではなく「攻撃しつづけなければ即敗北」という絶望から「Japan Way」は出来ています。

Japan Wayはすごくシンプルなのですが、これをやり切るのはとても大変です。

例えば朝5時に練習を始める「ヘッドスタート」。朝5時から練習をやっているラグビー選手は、たぶん日本だけでしょう(笑)

そして1日3~4回も練習をします(通常の国は1日1回の練習です。1日2回も練習をやれば他の国の代表だったら不平不満が出てもおかしくありません)。

さらに練習では走って走って走りまくる。エディー・ジョーンズHCは悪魔かと思うぐらい選手たちを走らせます。見ているだけで「ため息」が出ます。間違いなく世界一ハードな練習でしょう。

とにかくエディーHCが就任した2012年から4年間はこのようなハードな練習をして、40分間×2(前半と後半)=80分間を走り続けられる体力をつけてきました。

そして試合での「Japan Way」はキックをなるべく使わず「とにかくボールをキープ」して「短いパスを繰り返し」「何度も攻撃をする」。連続攻撃をずっとしていると相手が疲れてきてスペースができる。そのスペースを狙ってトライを取り行くという方法です。

つまりパワーとスピードと体の大きさで負けるので、持久力と根気で勝負をする。

そのために世界一ハードな練習をしてきたのです。

南アフリカ戦での最後のトライも、実に「7次」攻撃目でのトライでした。

これはなかなかわからないと思いますが、80分間タックルをして人に当たりながら走り続けると体はもうフラフラです。

相手とのコンタクトは想像以上に体力を消耗するのです。

お相撲さんや柔道家も数分間の取り組みをしただけで汗が噴き出て、息が上がります。

80分間走った後に7次攻撃できるタフさ。これが「Japan Way」です。

明らかに南アフリカはバテていたように見えましたから。

最後に詳しく言いますがラグビーだけでなくビジネスにおいても、この「Japan Way」はこれからのグローバル経済を日本人が生き抜く有効な戦術だと思っています。

↑ここは重要です。試験に出ます。

女性社員から尊敬を得るためには必ず「ラグビー日本代表の戦い方」と、これからの「グローバル経済での日本人の戦い方」とを結びつけて説明してください。

人間は自分が身近でないことと身近なことを結びつけて説明されたとき理解が進み興味を示します。

それと同時に「わかりにくいことをわかりやすく説明してくれた頭のいい人」というレッテルも一緒に頂戴できます。

いいですね、キーワードは

Japan Way(ラグビー日本代表の戦い方)は、これからのグローバル経済を生き抜く僕らの羅針盤だ」です。

必ず復唱しておいてくださいね。

ラグビーとアメフトって、どこが違うんですか?

さて、まずは確実に抑えていないといけない質問です。

僕が「過去にラグビーをやっていた」と女性に伝えると8割の方はこの質問をしてきます。

そしてラグビーとアメフト経験者の多くはこの質問に飽き飽きしています。

山崎まさよしが「One more time, One more chance」を歌いすぎて「もう歌わない!」と決めた気持ちが少しわかります。

なので多くのラグビー・アメフト経験者はメンドクサイので、「まぁ、同じようなものだね」と答えます。

しかし、しかしですよ、実際はまったく違います。

もうそれは「ウ○コを漏らす」ことと「機密情報を漏らす」ことぐらい違います。

唯一同じなのは「団体スポーツの球技」ということぐらいです。

つまり質問の質としては「サッカーと野球って、どこが違うんですか?」と同質です。なので彼女たちはラグビーとアメフトどころか、サッカーと野球の違いも実はわかっていません。

となるとこの質問は真面目に答えてはいけません。何を答えても彼女たちは違いを理解しようとはしないからです。この質問をしてくる人に必要なのはラグビーに興味を持たせることです。

ラグビーに興味がない人に「ラグビーとアメフトの違い」を真剣に説明しても「糠(ぬか)に釘」、「五郎丸にスキニーパンツ」です。

なので答えとしては

「いやいや、ウン○を漏らすことと機密情報を漏らすことぐらい違うよ」と答えておけばいいでしょう。

つまりこれはお笑いでいうところの「フリ」と考えてください。正式な違いは誰も求めていません。

その質問してきた女性社員にあった、面白い比喩表現を考えればいいだけです。

ウン○と言ったら嫌な顔をする堅い女性社員には、

いやいや、がに股とカブトガニぐらい違うよ」だし

年齢層が高い方には

いやいや、ビートルズとツービートぐらい違うよ」だし

新入社員の方には

いやいや、福士蒼汰と福祉大学の教授ぐらい違うよ

と答えておけばOKです。

あなたの比喩センスが問われます。

アメフトは将棋だ

なぜラグビーとアメフトが混同されるのか?

その理由として

1. 激しくぶつかり合う(勇気のスポーツ)

2. ルールが複雑

という2点なんですね。

この2点のみ似ているのですが、多くの人からするとこれが「ほぼ同じ」と思える要素になります。

たぶん女性だけじゃなく8割の男性もラグビーとアメフトの違いをよくわかっていません。

僕にとって両者の最大の違いは

というかアメリカンフットボールが、ある意味スポーツとして特殊なんです。

アメフトがよく例えられるのは「チェス」。

日本で言えば将棋とか囲碁なんです。

つまり何手か先を予測しながら、それに合わせてベターな一手を「ヘッドコーチ」が毎プレイ選択していくスポーツなんです。

ヘッドコーチが最先端のテクノロジーを駆使し、最も勝てる確率が高い戦術を一手一手積み上げることになります。

当然、一手やるごとにプレイと時間は止まります。

これに対してラグビーはオーソドックスな継続のスポーツです。

もちろんゲームプランはありますが、試合が始まってしまえばあとは「選手」がその場その場で考えて行動していくスポーツです。

そこはサッカーやバスケットボール、バレーボールと特に変わりはありません。

なので僕なりに本気でラグビーとアメフトの違いを説明するなら

ラグビーは「基本はサッカーだよ。で、サッカーと違って手を使ってパスをしてもいいしタックルをしてもいい。けど手を使って前にパスをしちゃいけない。だから痛くても辛くてもボールを持ったら前に進むしかないんだよ」と説明します。

でアメフトは「基本は将棋だよ。将棋のスポーツ版。だから将棋のルールを知らないと、まったく楽しさがわからない。でも将棋のルールを知ったらとても面白いよ」となります。

どんなゲームもそうですが、ルールを知らないとまったく楽しめません。とにかくラグビーもアメフトもルールが複雑です。

また「勇気のスポーツ」なので誰でも手軽にできるものじゃありません。そうすると余計にルールを知る機会がなく、これが日本でラグビーとアメフトがあまり流行らない理由ですね。

ラグビーとアメフトの源流

ラグビーもアメフトも元々の源流はイギリスにあります。フットボールは大勢でボールを取り合うお祭りのようなものでした。それが1800年ぐらいから「手を使っていい」フットボールと、「手を使ってはいけない」フットボールに分かれました。

手を使っていいフットボールはラグビー校(大学)を中心にルール化され、これによってラグビー・フットボール・ユニオンができました。

それに対して手を使ってはいけないフットボールはイートン校(大学)を中心にルール化され、これによってフットボール・アソシエイションができたのです。

フットボール・アソシエイションができて、サッカーのことを「Association Football」と呼ぶようになりました。

サッカー=Soccerという名称は「Association Footballをする人」という意味でAssociationから「soc」を取り、イングランドで流行った「~をする人」という意味の「er」をつけて「Soccer」となったそうです。

ラグビー選手を「ラガーマン」なんて呼びますが、あの「Rugger」も同じ「rug」+「er」です。

そしてイギリスからアメリカにもサッカーとラグビーが伝わりました。

アメリカンはフットボールは「地味」だと考え

もっとカッコよくShow的なものにしようと思考錯誤が重ねられ、アメリカンにピッタリのフットボール「アメリカン・フットボール」ができるわけです。

アメリカでフットボールと言えばアメリカン・フットボール(NFL)だし、メジャーリーグ(野球:MLB)やバスケットボール(NBL)よりも人気があります(一番人気のあるスポーツ)。

スコットランドって国なの?

9月23日に対戦したスコットランドですが、これは国なのでしょうか?

いえ違います。イギリスの中のカントリー(国)なのですが、これは主権国家としてのカントリー(国)ではないんです。

イギリスの正式名称は、United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland、日本語では「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」です。

つまり「イギリス」というのはグレートブリテン島にある「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」という3つのカントリー(国)と、アイルランド島にある「北アイルランド」というプロヴィンス(州、アイルランド島北東に位置する6州)からなる連合国なのです。

主権国家としてのいわゆるカントリー(国)は「イギリス」なのですが、そのイギリスの中に4つの国らしきものがあるということになります。

このようにスコットランドとウェールズ、イングランドは主権国家としての国ではないのですが、多くのスポーツにおいて単独の統括団体を持っています。そして国際スポーツ大会においてその統括団体の代表に分かれて出場することができるのです。

北アイルランドだけはサッカー以外のほとんどのスポーツにおいて「アイルランド共和国」の一員として出場しています。

イギリスはFootballの発祥の地ですから、どのカントリーもラグビーとサッカーは人気がありとても強いです。

耳がギョウザって何?

「ラグビー選手は耳がギョウザ」が多い、ということを聞いたことがあるでしょうか?

まずギョウザみたいな耳がよくわからない方は、僕の「耳がギョウザ」をご覧ください。

 

耳がギョウザ

 

完全なギョウザですね。

むしろ本物のギョウザよりおいしそうです。

このギョウザはどうやってできあがるのか?

このギョウザの中身は残念ながらお肉やキャベツではなく「血」なのです。

スクラムやタックルを何度も何度もやっていると耳の中の毛細血管が切れ、耳の中に血がたまってしまいます。

ちなみにこれはメチャクチャ痛いんです!!!

そして血がたまると病院に行って注射器で血を抜き取ってもらいます。お医者さんからは「出血が止まるまで1~2週間、耳を擦る(こする)練習はしないでね」と言われるのですが、それを報告して練習を休ませてくれるような部活じゃないんです、ラグビー部って。。。

なので練習をします。

するとまた激痛を伴って血がたまる。

病院に行って注射器で血を抜き取る。

練習をして激痛を伴って血がたまる。

病院に行って注射器で血を抜き取る。

これをしばらくやっていると

「もういいや」

という悟りの境地に達します。

それは社会復帰や恋愛よりもラグビーを優先させるという決断です。

一度耳がギョウザを確定させてしまえば一生涯、耳がギョウザです。

耳がギョウザを確定させる方法は血を抜き取らないでそのまま固めるのです。

耳がギョウザはたくさんの不便があります。

その中でも耳がギョウザの3大不便

1. 聴力が低下する。
2. イヤホンが入らない。
3. 気持ち悪がられる。

1の聴力が低下するはやはり耳は理由(わけ)があって、あの溝があるわけです。

その溝がなくなれば当然音をキャッチする能力は低下します。

ちなみに僕は両耳がギョウザです、、、

頑張ります!

2のイヤホンが入らないですが、まぁこれはしょうがないです。ヘッドホンで対応します。

ただカップル同士で片方のイヤホンだけつけて、同じ音楽を同時に聴くという「BOYS BE・・・」御用達の展開には一生ありつけません。

そして、とにかく大きな問題は3の気持ち悪がられることなわけです。

「耳がギョウザ」を知らない人は、やはり何かの病気だと思う人が多いんですね。

特に美容師さんは触るとうつるかもしれないという恐怖感があるので、耳の周りの髪の切りこみが甘くなります。

なので初めての美容師さんに対しては自然な流れで

「僕って、耳がギョウザじゃないですか~」

「えー、耳がギョウザってなんですか?」

みたいな会話をカット開始直後にブチ込まなければいけません。

全国の美容師や理容師さん、耳がギョウザは決してうつりませんので安心してください。

友達に美容師や理容師さんがいらっしゃる方、耳がギョウザになるメカニズムと、うつらないことを教えてあげてくださいね。

「もういいや」と悟りを開くためには、このように一生気持ち悪がられることを思春期の多感な時期に覚悟しないといけないのです。

耳をよく擦るスポーツである柔道やレスリング、ラグビー選手に多い「耳がギョウザ」。

もし耳がギョウザの人に出会ったら「あー、この人は悟りを開いた人なんだな~」と思い、拝んであげてください。

または「美味しそうなギョウザですね!」とボケてあげてください。

僕らは耳がギョウザを「ネタ」として生きていくことでしか、失った青春を埋めることができません。

耳がギョウザに怖い人はいません。気軽に「美味しそうなギョウザですね!」とボケてあげてください。

これは耳がギョウザの人たちにとって「褒め言葉」ですから。

さてここでもう一度、僕の耳がギョウザを見てもらいたいんですが

 

耳がギョウザ、フチも欠ける

 

僕の「耳がギョウザ」はギョウザというだけでなく、「フチ」がないのがわかりますか?

探し物はなんですか?

これはある試合で故意にスパイクで耳を何度も踏み続けられてなりました。

この左耳は真っ二つに割れて、最初に発見した池田太一(明治大学 → NTT東日本)は

「せっ、せっ、せいじのみっ、みみが、、、 2つだーーーー!!!!」

と字面的(じづらてき)には普通のことを、悲愴感満載の顔で叫んでいました。

そのまま病院に行きましたが、お医者さんも「あー・・・ 耳は見ないほうがいいね・・・」

と言っていました(笑)

25針ぐらい縫ったのですが、今でも写真でわかるように耳の「フチ」が一部ありません。

いまだに探しています。

もしどこかで見つけた方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡ください。

グラウンドは戦場。殺るか、殺られるか

このようにラグビーは耳の一部がなくなってしまうような戦場です。

ボールがないところや、レフリーの死角になっているところでは暴力的反則行為が起きています。

殴る蹴るは当たり前で、手の指を折ろうとする奴や上記のようにスパイクでワザと踏みつける奴もいます。

でもこれはある意味仕方のないことなのです。

ラグビーを一言で表すと「勇気のスポーツ」だと言いましたが、別の言い方をすると「相手をぶっ殺してやる」ぐらいの気持ちで試合に向かわないと精神が持たないのです。

何度も言いますが、自分より大きな男が全速力で突っ込んで来るのです。これに低くタックルにいくと言うのは通常の精神状態ではなかなか難しいです。

なのでラグビーでは試合前のロッカールームで大声を出したり部歌を歌ったり、ときには号泣し気持ちを高揚させます。

早稲田大学ラグビー部の試合前ロッカールーム:YouTube

そしてホントに命をかけてグラウンドに向かうんです。

両チームとも「相手のチームを全員ぶっ殺してやる」という異様な精神状態なのでケンカも起きやすいし、ときにはラフプレーも起きます。

しかしそれぐらい真剣に戦っているのです。

「何をしてでも勝つ」という世界なんです。

日本代表に外国人選手がたくさんいるけどいいの?

これも多くの方が疑問に思ったことだと思います。

実際にメディアではけっこう報道されていたようです。

ラグビーのナショナルチーム(国の代表チーム)は他のスポーツのナショナルチームと違って、他の国出身の選手が代表になることに寛容的です。

ラグビーワールドカップでは日本国の国籍を持っている選手以外に

1. 出生地が日本
2. 両親、祖父母のうち一人が日本出身
3. 日本で3年以上、継続して居住している

このうちどれか一つでも当てはまれば、日本のナショナルチームに入る資格は得られます。

僕はこれはすごく現代的だと思っています。グローバル化の最先端にあるスポーツだなと。

ナショナルチームに他の国出身の選手が多いというのは日本だけではありません。

他のナショナルチームも日本と同じぐらいか、それ以上に他国出身の選手を入れています。

最強国の一つであるニュージーランド(オールブラックス)代表も半数はサモア人なのです。

World Rugby(ラグビーの国際統括団体)は「所属協会主義」を取っており、実際にプレーをしている国を中心に考えています。

とにかくラグビーは体が大きくて強い者が有利です。

特にバックロー(フランカー)とNo8というポジションは、体が大きい選手がやらないとほとんどの戦術が行えません。

体が大きくて強く、ラグビーを知っている人材というのは限られています。

まず体が大きいということでは日本人を含めたアジア人以外ですね。そして体が強いというのは、やはり農業国に多いようです。小さな頃からやる農作業が強靭な体をつくります。なので農業国のニュージーランドはラグビー人材の宝庫です。

あとはニュージーランドの少し南にあるトンガ、フィジー、サモアもラグビーが盛んで大きくて強い選手がいる国です。

ニュージーランド、トンガ、フィジー、サモアはイギリスの植民地でした。

なのでラグビーが盛んになったんでしょう。

ラグビーが盛んで体が大きく強い選手がいるトンガ、フィジー、サモアの選手は全世界から注目され、選手たちはラグビーが盛んな先進国でお金と選手としてのキャリアを掴みに行くのです。これは野球やサッカーの世界も同じですよね。

そしてラグビーの場合は実際にプレイしている国の代表になることもできるのです。

ちなみにラグビーニュージーランド代表が試合前にハカという踊りを披露することが有名ですが、ハカというのはニュージーランドの原住民族であるマオリ族の戦士が戦いの前に自らの力を誇示し相手を威嚇するための踊りでした。

なので今でもニュージーランド代表のハカを先導するリードという役目は、マオリ族の血筋を引く選手が行っています。

ハカは英語ではWar Cry(ウォークライ)と呼ばれています。そしてこのウォークライはマオリ族と同じ先祖を持つ上記のトンガ、フィジー、サモアにもあるんです。

下記の動画は2003年ラグビーワールドカップのニュージーランド代表とトンガ代表の試合前なのですが、本来は試合前の取り決めでニュージーランド代表のハカが終わってからトンガ代表のウォークライ(シピタウ)を行うことになっていました。

しかし試合前の異様な盛り上がりとニュージーランド代表のハカにトンガ代表が興奮してしまい、ハカの途中でシピタウを始めてしまったそうです。

 

 

何度見ても鳥肌が立つほど興奮しますね。

「お前ら、ぶっ潰してやるぜ」という威嚇の踊り。

これぞラグビーであり、勇気ある戦士の戦いです。

ちなみに日本の第3戦は10月3日(土)の22時15分から対サモアです。

このときはサモアのウォークライである「シヴァタウ」が見られると思います。

ラグビーはグローバル化の最先端にあるスポーツ

今経済界では「グローバル化」というのがテーマです。

ビジネスはインターネットにより国境を簡単に超える世界になってしまいました。

世界中の天才がビジネスを考え一つのアイデアが世界中で使われるようになります。

それによって世界中の富が数社に集まるようになり、その数社に世界中の天才が集まる。

このような時代に「日本の会社はオール日本人でやるべきだ」と言っているわけにはいかないのです。

代表チームも同じです。

世界中から優秀な人材を集めて、かつ日本独特の強みを生かして世界で勝たなければいけません。

どこの国もそりゃ代表チームが全員母国出身の選手がいいと思っています。

しかしそれでは世界で勝てないのです。

となればもう世界中からいい人材を集めて、その国の個性=強みで一致団結して試合に勝つ。

これをやるしかありません。

考えてみてください。いくら日本に来たらお金が多少もらえるからって、日本代表になったら「あの世界一ハードな練習」をしないといけないんですよ。

別に日本の所属チームにいても日本代表になる義務はありません。それなのに自国の代表を捨てて日本で世界一ハードな練習に耐え、日本の勝利のためにプレイをしているんです。

なのでお金のためだけに日本代表なんてなれないんですよ。日本に特別な思いがあるんです。

南アフリカ戦で最後にトライを決めたヘスケス選手なんかは、大声で君が代を歌っています。

トンガ代表やサモア代表を断っている選手もいます。

僕は外国人枠の選手たちは、多くの普通の日本人よりもサムライだと思います。

だから国籍なんかよりもチームの勝利にどれだけ真摯に取り組むかということが大切だと思うんです。

そしてこれは、これからのグローバル経済で日本がやらなければいけないことです。

「日本人」ということにこだわるんじゃなくて、「チームの勝利」にこだわる。

しかしチームの勝利のためには、チームの強み(日本らしさ:Japan Way)が必要となるのです。

Japan Way(ラグビー日本代表の戦い方)は、これからのグローバル経済を生き抜く僕らの羅針盤なんだよ

と、ここでこれを出せば間違いなく女性社員からの尊敬の眼差しを得られるでしょう。

まだまだ書きたいことはたくさんあるのですが、まずはこれぐらいにしておきます。

 

おまけ

ラグビーのルール

ラグビーのルールは本当にいろいろあります。

なのですべてを理解しようとしても嫌になってしまいます。

まずは最もオーソドックスなルールを説明した下記の動画をご覧いただくのがおすすめです。

 

ラグビーを始めたくなったら

最初に説明した通り、残酷で厳しい社会を生き抜いていく「強さ」はラグビーから教わりました。

このにわかラグビーブームを一時的なものにしないためにもっと多くの人にラグビーを体験してもらいたいと思っています。

南アフリカ戦を見てラグビーをやってみたいと思った女性や男性の方。素晴らしい場所をご紹介します。

高校時代に国体の代表で同じチームだった黒崎ゆういち(港区区議会議員)くんが立ち上げた「NPO法人みなとラグビースクール」というものがあります。

黒ちゃんは明治大学に行き、国立競技場が満員になる伝統のラグビー早明戦でも大活躍した選手です。

このみなとラグビースクールは「ラグビーを通じて、国際性豊かな地域社会の活動拠点となり、次代を担える健全な子供たちを育成する。」という理念の元、数百人の子供たちにラグビーを教えています。

また「みなとラグビースクール」から派生した港区ラグビーフットボール協会では「青山セブンズアカデミー」というのを開催していて、2020年東京オリンピックの正式競技である7人制ラグビーの日本代表を輩出するという目標を持って高校生を指導しています。

そんな港区ラグビーフットボール協会では社会人向け(初心者や女性もOK)のラグビー練習会を開催しています。

コーチ陣もすごくて、元ラグビー日本代表でテレビなどにも出ていたラグビー界のスーパースター齊藤 祐也くん(イケメン)や僕の大学の一つ下でこれまたイケメンで僕らの間では「ターフの貴公子」と呼ばれていた草野 貴晴くんなどが直接教えてくれるそうです。

港区ラグビーフットボール協会の練習会の様子

「楽しくラグビーをやろう」というコンセプトで、ワンデイ(1日)参加も全然OKだそうです。参加費は1回500円。

もしラグビーをちょっとやってみたいという方がいたら港区ラグビーフットボール協会の練習会に参加してみるのがいいと思います!!

 

ラグビー

 

残酷で激動な社会を生き抜くために「強靭な体」と「勇気」を身につけたいですね。

Can you survive?