福岡移住は合理的に考えたら当然|感じるな、考えろ!

合理的に考えて、福岡移住は労働者の必勝戦術である。
20世紀末にブルース・リーという神が地球に降りてより、人類は思考を放棄した。
「考えるな、感じろ」
いま世の中では先人たちの知恵が詰まった貴重な書物がただの紙となりつつある。感じることだけが良しとされ、今再び原始へと向かうこの宇宙に喝!
今こそ古書を読み返し、現代的に再解釈すれば福岡移住は当然の道。考えることを取り戻せ!そして引っ越し!引っ越し!さっさと引っ越し!

ヤマザキOKコンピュータのコラム

「サバイブの鉄砲玉」「速すぎる男」などの異名を持つ投資家ヤマザキOKコンピュータが、資本主義社会でのハンドルさばきを考えるコラム「時速1500kmの安全運転」

読者からの質問に対する回答や、共有したい考え方など、サバイブのテーマ「お金の情報格差をなくしたい」に沿ってボヤキまくる。

移住の決め手は何でしたか?
また、他にも住んでみたい場所はありますか?

2018年2月、筆者 ヤマザキOKコンピュータは、出身地の東京から福岡県福岡市中央区へと移住を決行。
上の質問は、移住から約1か月半経ったころにツイッターの質問箱へ寄せられたものである。

たかが引っ越しに決め手なんて要らないと思うけど、強いて移住の理由をあげるなら
「合理的だから」

福岡に住むか、実家に住むか。
どちらかを選べば、ほぼ確実に利益が出る。
合理的に考えられるなら、すぐに引っ越し準備を始めるべきだ。

合理的思考は、選択に正確さを与える。

ブルース・リーは「考えるな、感じろ」と言うが、それはリーや長嶋みたいな達人を超えた感覚の神々ゆえに成り立つ戦術。

私のような一般人は、日頃から考えに考えを重ねておかないと、頼りない感覚しか持っていない。
だからこそ古書や文献を読み返し、古の先人たちから思考のヒントを集めつつ、自分の考えを作り上げるのである。

例えば前回のコラムでも活躍したカール・マルクスの「資本論」はすごく役に立つ本だ。
第1章に書かれている内容を現代の日本に当てはめて考えれば、福岡移住がどれだけの正当性をもっているかわかる

なんとなく感覚で引っ越したつもりだけど、あらためて考え直しても福岡移住は隙がない

前もって考え方のベースを組み立てておいたおかげで、感覚で選んだ時の正解率が上がっているのかもしれない。
これこそ時速1500kmの安全運転!もはやほとんど自動運転。

やっぱり感じる前に考えるべきだな。
そうだ今こそ考えることを取り戻せ!そして引っ越し!引っ越し!さっさと引っ越し!

感じるな、考えろ!
ヤマザキOKコンピュータ

88年生まれ東京育ちの個人投資家。バンドと会社は東京だけど、福岡に住んでます。
投資とパンクを両立した生き方で記事を執筆。
趣味は音楽と染髪と盆栽作り。文章書くのも楽しい。
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福岡移住で「利益」が出る

福岡移住「利益」を出すための最も合理的な手段である。

上記ツイートにもある通り、我々会社員やアルバイトたちは、ボディアンドソウル(体力と気力)を削って労働力を作り出している。

こうして生み出した労働力を会社に売ることで生計を立てているのだ。

体力と気力は働けば働くほど消耗する。
どちらか一方でも切れたら会社に行けなくなってしまう。

それは経営者にとっても好ましくないので、十分な回復費用を渡してくれる。これが給料である。

我々はこの回復費用を使って、寝たり食ったり、酒飲んだり運動したり、体や心に疲れが残らないようにする。

そういう意味では、家賃や食費や遊興・交際費も全ては労働力の生産コストである。

お給料をもらうために生産コストがかかっている以上
お給料=利益 は誤りで

お給料ーコスト=利益 が現実に近い。

経営者が会社を経営するように、我々労働者も自分を経営している。

利益が出れば、新しいことが始められる。
自分の会社を作っても良いし、友達のお店に出資しても良い。
困っている人に募金しても良いし、単純に贅沢しても、なんでも良い。

ここまでは前回のおさらい。

会社員が利益を出す方法

ならば会社員はどうやって利益を出せば良いのか
というのが次の課題。

これは会社員も経営者もほとんど同じ。

普通、ビジネスで「たくさん売ろう」と商品を大量に作れば、単価が下がったり、売れ残ったりする。

それよりも人件費や材料費といった生産コストを削減したほうが確実に利益が出る。

要は、社員の給料を減らすか、サービス残業してもらえば良いのだ。
ブラック企業はこうして生まれる。

我々も労働力という商品を作って会社に売る「自分自身の経営者」と考えよう。
そうすると労働力の生産コストを削減すれば確実に利益が出せるということがわかる。

やみくもに給料が高い会社に転職したりバイトを増やすと、その分ボディかソウルに負担がくる。

それよりも、同じ労働時間・同じ仕事内容のまま、回復費を削減した方が確実に利益が出るということだ。

労働力の三大コスト

日本人の大きな支出といえば

・住居関連費

・マイカー関連費

・保険関連費

以上の3つ。

これも全ては労働力の生産コストなので、大きい順に削減していけば良い。

つまり
家賃が安くて
車のいらない街に住み
保険に入らなければ良い

これで超大幅コストカット。間違いなく利益が出る。

そこで、車が不要かつ家賃の安い「福岡市」が第一候補として上がってくるわけである。

福岡市のコスト感

「福岡の良いところ」みたいなのは、正直興味がないし、ここにあげるつもりもない。
この記事では経済的合理性に関わる部分のみピックアップ。

地域民営借家の家賃
(1か月/3.3m2)
東京都区部8562円
横浜市6983円
大阪市5892円
名古屋市4919円
福岡市4193円
(総務省統計局:小売物価統計調査年報 平成29年より)

上のデータでは、福岡市の家賃は東京都区部の半分以下ということになる。

実際、私が東京で借りていたマンションは、渋谷も新宿も電車で10分の場所で家賃11万円

福岡で借りているマンションは前より広くて家賃5.5万円だからちょうど半分だ。
小さくて良いなら、近所に2万円台の部屋もある。

いまの部屋は最寄り駅から徒歩3分。九州一の都会「天神」も歩いてすぐの場所にある。

東京にいた頃よりむしろ都会だ。圧倒的に便利で、もちろん車は必要ない。
電車やバスも充実しているが、空港ですら自転車で行けるくらい近いので、電車すらほとんど使ってない。

Apple Storeも、魚市場も、何でも徒歩圏内にある。

そんな街、世界中探しても銀座か天神くらいではないだろうか。

銀座は日本で最も地価が高い。
似たような環境を半額以下で手に入れられるなら、かなり割安である。

何にせよ、家賃は半分、車は不要というだけで経済的合理性は十分。

いま住んでいる街に明日以降も住み続けることに大した理由がないなら、引っ越したって良いはずだ。

余談:人間は想像以上に環境で作られている

「この人怒りっぽいなあ」と思う人は、大体顔が黒ずんでたりする。
肝臓が弱っているからだ。
「イライラするから酒でストレス解消」じゃなくて、本当はホタルイカを食べて肝臓を養うべきなんだ。
薬膳料理研究家の友人が、最近そんな話をしてくれた。

身体を作っているのは食べ物だし、感情の変化すら脳で起こった化学変化である。
食べる物や天気はもちろん、日常的に会う人や見る景色、隣人の出す音や目に入る光の量なんかにも大きく左右されてしまう。

14〜60日前の天気が良いと自殺が減る、という話も聞いたことがある。

普段、テレビやネットで「日本人は○○だ」みたいな話をよく目にするけど、これも元を辿ればDNAが原因じゃなくて
「日本の土がほぼ火山灰でできているため、国産野菜は海外の野菜よりカルシウムの含有量が少ないから、結果的に国産野菜を食べて育った日本人は○○になりやすい。」
みたいなことが実は結構あるんじゃないかと思う。

つまり「自分の欠点」だと思い込んでいる部分だって、火山灰のせいかもしれないってこと。
それくらい人間は環境に作られているのではないかと思っている。

だからもし移住なんかしたら、会う人や見る物はもちろん、食べ物や日光まで環境がごっそり入れ変わるので、自分の顔も体も性格だって大きく変わるはずだ。

まとめ

タイトルや冒頭部分には「感じるな、考えろ」って書いたけど、この辺まで考え終わっているなら自動運転のAIが組み上がったようなもの。
あとは感覚を頼りに判断しても、勝手に正解を選んでくれるはず。

福岡より札幌の方が自分に合ってそうならそれでも良いし、車に乗って何かが回復するならもっと田舎でも構わない。

私も今回引っ越した直接の理由は、旅行に行こうと思って福岡について調べてたら良い物件を見つけたから。それだけ。

でも、ここまでに書いたようなことは既に考え終わっていたので、翌日の飛行機を取って内見し、2週間以内に引っ越すことができた。

利益を得られるチャンスがあったのに、そのチャンスを掴むことができなかった状態のことを投資の世界では機会損失と呼ぶが、引っ越しの決め手待ちでぼちぼちな生活を送り続けるのも十分な機会損失である。

お金や働き方について、ある程度の考察を持っていると、あらゆる場面で判断が早くなるし、感覚で選ぶときの精度も上がる。
これで機会損失がグッと減る。

つまらない日は1日でも少ないほうが良い。

追伸:福岡に住んで変わったこと

福岡に住んで何か変わりましたか?
いま入居してから3か月くらい。
正直言って、ほとんど何も変わらない。

狙い通り労働力の生産コスト的な支出は減ったけど、バンド活動や遊びのために毎月東京に帰っていて、利益をこの辺に充てているイメージ。

あとは執筆や登壇など、九州来ないともらえないような仕事が少し増えた。
この前は大分県で「良い記事の書き方講座」みたいなこともやった。

最近はこういう仕事も楽しめるようになってきた。

まあ東京にいたら東京の仕事が入るだろうし、大阪なら大阪、タイならタイ。
私の仕事の場合はどこに居てもそこまで大差ないかもしれない。

移住を重くとらえすぎ

移住してから感じたのは「みんなが想像以上に移住を重く考えている」ということ。
こんなもの軽く考えて良い。

私の体感では、友達も減らないし、仕事もなくならない。
そもそも、近所にいないとダメな友達や、そこにいないとダメな仕事なんて、きっといつかなくなってしまう。

そんなものにすがりついて、無理に周囲に合わせたり、やりたいことを我慢することのほうがよっぽどリスキー。場合によっては命に関わる。

引っ越し費用くらいすぐに取り戻せるんだから、気になるほうに動くべき。

私はいま、やりたくないことは一つもやっていないし、付き合いで行かなきゃいけない場所もない。

少し自己中心的かもしれないけど、やりたいことに集中できているので、いままで生きてきた中で一番幸せな状態かもしれない。

移住先の仕事より動きづらい人生の方が心配

最後に、仕事や収入の不安について軽く触れておきたい。

実際「移住先での仕事」が心配で引っ越せない人も多いと思うけど、はたから見ればそんな雁字搦めになっている人生の方が不安である。

もちろん、自分にとって大事なお店を切り盛りしていたり、しっかりとやりがいや目標を持って仕事に向かっている人には何も言うことはないし、応援したいが「イヤイヤ働いているのに引っ越せない」という人は結構危険な状態にあると思う。

先に解説したとおり収入よりも利益のほうが重要なので、大企業でもなんでも辞めたいなら辞めるべき。

お金が心配ならなおさら低コストな街に移住して、利益を出して、自分の商品を開発したほうが良い。

家族は心配するかもしれないけど、私はむしろ無理して働いている人のほうが心配

それに履歴書のキャリア(所属価値)は65歳までしか役に立たない。

それよりも人生のキャリア(存在価値)のほうが大切だ。こっちは一生なくならない。

引退した人の「昔こんな大きな会社にいた」なんて話は本当にどうでもいいけど、92歳の現役寿司職人のドキュメンタリーは何回見ても感動する。
私は後者を目指したいし、そんな人に囲まれていたい。

たったいま、ここに居たい・ここでやりたい
という強い気持ちや理由を持っていないなら、仕事や暮らしの環境をコロっと変えてみても良いと思う。

全部鵜呑みにして福岡に来る必要もないけど、読者のフットワークや気持ちが軽くなって、次のステップへの仮説を組み立てるヒントになれたら幸いである。

今回はそんな感じで。
次回のテーマは未定!ここから質問募集中〜
ヤマザキOKコンピュータの質問箱 | Peing -質問箱-

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