
電力とガスのセット割引より、それぞれ別の会社に切り替えるほうが安い!工事も解約手続きも不要で、節約効果がずっと続く。 東京・神奈川・埼玉在住の1~2人暮らしなら「シン・エナジー きほんプラン」と「レモンガス わくわくプラン」。3人(40A)以上の場合、電気は「エルピオでんき スタンダードプランS」がオススメ
家にいる時間が増えて、光熱費(電気代やガス代)が高くなっていませんか?
この記事では、たった1回ネットで電力・ガス会社を切り替えるだけで(毎日せこせこ節約しなくても)カンタンに年間5000円以上光熱費を安くする方法をお伝えします。


2020年4月の「総務省統計局 家計調査報告」によると
2人以上の世帯の平均金額(1か月)
電気代:1万2117円
ガス代:5947円
出典:http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf
家計の消費支出全体は、7か月連続で減少しているのに、住居・光熱・水道にかかるお金は「2か月連続で増加」という結果が出ています。

先日、友人のMちゃんからこんな相談がありました。

電気とガスって、どっちにまとめたほうが安いの?

でも、それぞれ別の会社に切り替えたほうが安くなるよ!
「切り替えの基礎知識や注意点を先に知りたい」という方はこちら
目次
電気とガス。それぞれ別に契約したほうが安くなる


友人宅の検針票を見て、最適なプランを調べた
Mちゃん家に最適なプランを提案するため、数か月分の検針票を見せてもらい「普段どんな使い方をしているか」リサーチしました。
Mちゃん家の電気・ガスの使い方
- 都内在住の30代夫婦
- Mちゃん(妻)の在宅勤務が増えて、日中も家に人がいるようになった
- 冬以外でも、湯舟を用意してゆっくり浸かることが増えた(ほぼ毎日)
- 追い炊きをよくする
- 暖房器具はエアコンのみ
Mちゃん家の検針票
Mちゃん家の6月度(5月7日~6月3日)の電気の検針票を見せてもらいました↓↓

Mちゃん宅の6月度の電気代
また、クーラーをガンガン使う夏場(9月度)は、297~302kWh程度電気を使っていたそうです。
6月度(5月12日~6月8日)のガスの検針票も見せてもらいました↓↓

Mちゃん家の6月度のガス代
シャワーで済ませることが多い夏場(9月度)は、13㎥程度だったそうです。
電気
月平均:217kWh
年間:2604kWh
※総務省の調査をもとにした、2人家族の電気の平均使用量は「月307kWh」
ガス
月平均:25㎥
年間:300㎥
※東京ガスの調査によると、一般家庭の都市ガスの平均使用量は「月30㎥程度」

- 現状(東京電力、東京ガス)
- 東京電力におまとめ
- 東京ガスにおまとめ
- オススメプラン(電気:シン・エナジー、ガス:レモンガス)
それぞれかかる光熱費を比較してみました↓↓
年間の光熱費と節約できる額の比較表
内訳 | 節約額 | 電気代 | ガス代 | 合計 |
---|---|---|---|---|
東京ガス 東京電力 (現状) | なし ※口座振替で年1320円引 | 6万9744円 | 5万5368円 | 12万5112円 |
シン・エナジー レモンガス おすすめ! | 5676円 ※口座振替またはクレカ払いで年660円引 | 6万6384円 | 5万3052円 | 11万9436円 |
東京電力 おまとめ | 2916円 ※初年度のみガス代5%引(通常3%引) ※口座振替で年660円引き | 6万9720円 スタンダードS | 5万3700円 とくとくガス | 12万2196円 ※セット割引1224円を含む |
東京ガス おまとめ | 1368円 +1020円相当のパッチョポイント貯まる ※口座振替で年660円引き | 6万8376円 ずっとも電気 | 5万5368円 ずっともガス | 12万3744円 |
※再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、燃料費調整を加味しない ※電気を年間2700kWh、ガスを年間252㎥使った場合で試算 ※2020年6月時点。税込 |

節約できる額が全然違うじゃん!!
でも切り替えって、難しくない?

検針票があれば、スマホからパパっとできちゃうから!
光熱費を下げる方法|3ステップで切り替え完了
電力会社とガス会社の切り替えは、パソコンやスマホから申し込むだけ。工事や解約の手続きも不要です。

検針票が届いたら、ぜひやってみて!
①「検針票(電力・ガス料金のご使用量お知らせ)」やマイページをチェック
まずは検針票や電力会社・ガス会社のマイページを見て、下記を確認しメモしておきます。
・使用量:毎月どれくらい使っている?
・請求金額:いくら払っている?
※夏場(冷房をたくさん使う&シャワーで済ませることの多い7~9月)、や冬場(暖房をたくさん使って、湯船に浸かることが多い1~3月)の数字が見られるといいけど、直近のものがあればOK

②比較サイトで、どの会社に切り替えたらおトクになるか比較
次に、比較サイトを使って「我が家の場合、どの会社に切り替えたらお得なのか?」を確認します。

また使用量や使い方によっておトクな会社は異なるので、比較サイトでチェックするといい。
「エネチェンジ」というサイトに、先ほどチェックした使用量を入力すれば、たくさんある電力・ガス会社から「我が家に合った、節約効果の高い会社」を探せます↓↓

画像出典:https://enechange.jp

③ネットから申し込み
家で使える電力会社とガス会社を見つけたら、パソコンやスマホから申し込めばOK。
※工事の予約や手続きは不要。新しい契約先に申し込めば、解約手続きも必要ナシ
切り替えにかかる時間
電気の場合
・既にスマートメーターに替わっている場合:4日程度~
・まだの場合:2週間程度~
ガスの場合
・スイッチングシステムを使えるガス会社間の場合:5営業日以降の定例検針日~
・それ以外:切り替え先のガス会社にご確認ください


2年ぶりに電気・ガス会社を比較したんだけど、電気は、私が切り替えた頃(2年前)よりも安くなるプランが見つかったよ!
私も検針票が届いたら切り替える予定。
ここからは、東京・神奈川・埼玉にお住まいの方にオススメできるプランを紹介します↓↓
1~2人暮らしにオススメの電力会社:シン・エナジー きほんプラン
>>3人以上の家族(または40A以上で契約している人)はこちら
シン・エナジ-は、1993年兵庫県芦屋市で生まれた会社です(2018年、現在の社名に変更)。
太陽光や地熱、バイオマスなど環境にやさしい再生可能エネルギー発電を行い、家庭以外にも工場や学校など約1500の法人に電力供給を実施しています。
また、AI技術を用いた受給管理を行い、人件費や販売管理費、電気の調達量を必要最低限に抑えることで、おトクな料金で電力を提供しています。
北海道を除く全国で利用することができ、家庭向けに3つのプランを提供しています。
①きほんプラン
②【昼】生活フィットプラン
③【夜】生活フィットプラン
※月の使用量が300kWh未満の場合「きほんプラン」がオススメ

しかも、クレカ払い・口座振替どちらでも割引がある(年660円)。
料金比較
電力料金は、下の図のように決まることが多いです。

※燃料費調整は、電力会社によって異なる。またマイナスになることもあり、3か月ごとに変わる
※再生可能エネルギー発電促進割賦金は、どこの電力会社でも同じ
東京電力の一般契約料金(従量電灯B・30A)の場合
基本料金 | 858円 | |
電力量料金 (1kWhあたり) | 120kWhまで | 19円88銭 |
120kWhを超え 300kWhまで | 26円48銭 | |
300kWhを超えると | 30円57銭 |
シン・エナジー きほんプランの場合(30A)
基本料金 | 768.34円 | |
電力量料金 (1kWhあたり) | 120kWhまで | 19.67円 |
120kWhを超え 300kWhまで | 24.78円 | |
300kWhを超えると | 27.71円 |
Mちゃんの家では、直近(6月度)は146kWh、真夏(9月度)には297kWh電気を使っていました。
※総務省の調査をもとにした、2人家族の電気の平均使用量は「月307kWh」
月平均217kWh(年間2604kWh)使うものとして、年間の電気代を試算してみます↓↓
東京電力(従量電灯B・30A)の場合
基本料金:858円
基準単位料金:120kWhまで19.88円、120kWhを超え300kWhまで26.48円、300kWhを超えると30.57円
→ 858円 + 4954.16円 = 5812円(1円未満切り捨て)
年間:6万9744円
基本料金:768.34円
従量料金:120kWhまで19.67円、120kWhを超え300kWhまで24.78円、300kWhを超えると37.71円
→ 768.34円 + 4764.06円 = 5532円(1円未満切り捨て)
年間:6万6384円
※ほかにも燃料費調整で減算・加算されたり、再生可能エネルギー発電促進割賦金がかかったりするものの、東電と大きな差はない
=年間3360円安くなる

シン・エナジー きほんプランのメリット
クレジットカード払いでも、口座振替でも、月55円(年間660円)割引!!

しかも、カードのポイントまで貯められるから、超ありがたい。
Mちゃん家の場合、還元率0.5%のカードで払えば、年間約330円相当のポイントが貯まる。
【2021年3月1日追記】


シン・エナジーに乗り換えた、中島なかじ宅の電気代(2021年2月度)
2月度の電気使用量は362kWh、電気代は8458円(口座振替割引含む)
→東電のままより598円安い


天井の照明をLEDライトにすれば、電気代がもっと安くなる
天井の照明=シーリングライト。昔は蛍光灯が主流だったけど、LED照明に付け替える人が増えています。

消費電力 | 1日の電気代 | 1か月の電気代 | 1年の電気代 | |
---|---|---|---|---|
一般的な蛍光灯 | 89w | 19円 | 570円 | 7209円 |
アイリスオーヤマ LEDシーリングライト CL12DL-5.0 | 52w | 11円 | 330円 | 4212円 |
アイリスオーヤマ LEDシーリングライト CL12DL-5.1 | 42w | 9円 | 270円 | 3402円 |
アイリスオーヤマ LEDシーリングライト CL12DL-6.0 | 39.2w | 8円 | 240円 | 3175円 |
LEDシーリングライトはアイリスオーヤマの12畳タイプ。1kWhあたりの電気代27円/kWh、1日8時間、1か月30日、1年365日で計算 |
一般的な蛍光灯だと電気代が年間7000円以上かかるけど、LEDシーリングライトに交換すれば3000円前半まで安くなります!!


リビングだけじゃなくて、他の部屋も替えてもいいかも。


寿命がきたら照明器具ごと交換しないといけないんだけど、寿命自体が蛍光灯よりはるかに長いんだよね。
蛍光灯:約4年半
LEDシーリングライト:約14年


私が狙ってるやつは、明るさが10段階切り替えられて、光の色も白と暖色が選べるの。
おやすみ&おはようタイマーまでついてるよ。
アイリスオーヤマ LED シーリングライト 調光調色タイプ ~8畳タイプ

で、ガスはどこに替えたらいいの?
オススメのガス会社:レモンガス わくわくプラン
「ガス~を選ぶなら、レ~モンガ~スにしやしゃんせ♬」という野球拳の替え歌CMや「ウチウチ、ウチはレモンガス!」と少女がラップするCMが懐かしいレモンガス。
LPガス(プロパンガス)で有名ですが、ガスの自由化後、東京・神奈川・埼玉の家庭に「わくわくプラン」という名前で都市ガスの販売も行っています。

便利! おトク! レモンガス!! のCMはダテじゃなかった。
レモンガス わくわくプランの料金
レモンガスは、日本マーケティングリサーチ機構が2019年7月行った『ガス販売業関連におけるインターネット調査』で「都市ガスの料金満足度 第1位」に輝きました。

画像出典:https://www.lemongas.co.jp/news/detail.php?seq=29
ガス料金は、基本料金 + 使用量に応じた基準単位料金で決まります。
東京ガスの一般契約料金
料金表 | 基本料金 | 1か月の使用量 | 基準単位料金 |
---|---|---|---|
A表 | 759円 | 0~20㎥まで | 145.31円 |
B表 | 1056円 | 20㎥を超え80㎥まで | 130.46円 |
わくわくプランは、東京ガスの一般契約の基準単位料金より、5%安く設定されています。
レモンガス わくわくプランの料金
料金表 | 基本料金 | 1か月の使用量 | 基準単位料金 |
---|---|---|---|
A表 | 759円 | 0~20㎥まで | 138.04円 |
B表 | 1041.13円 | 20㎥を超え80㎥まで | 123.94円 |
※原料価格や為替レートの変動による原材料の増減により、基準単位料金は月ごとに調整される

これから先ずっと使っていくと考えると、チリも積もれば山となる!!
Mちゃんの家では、直近(毎日湯舟をつくった6月度)は30㎥、真夏(シャワーで済ませることが多い9月度)には13㎥程度ガスを使っていました。
※関西電力の調べによれば、2人家族のガスの平均使用量は「月25㎥」
月平均25㎥(年間300㎥)使うものとして、年間のガス代試算してみます↓↓
東京ガスの場合(B料金)
基本料金:1056円
基準単位料金:~20㎥まで145.31円、20㎥を超えて80㎥まで130.46円 × 使用量
→ 1056円 + 3558.5円 = 月4614円(1円未満切り捨て)
年間:5万5368円
レモンガス わくわくプランの場合(B料金)
基本料金:1041.13円
基準単位料金:~20㎥まで138.04円、20㎥を超えて~80㎥まで123.94円 × 使用量
→ 1041.13円 + 3380.5円 = 月4421円(1円未満切り捨て)
年間:5万3052円
=年間2316円安くなる

Mちゃん家の場合、0.5%還元のクレカなら年間約265円相当のポイントが貯まる。
検針票をもらったら、WEBサイトから申し込んでみて! スマホでもカンタンにできるよ。
※ガス供給開始月を含む3か月目のガス料金から割引


節水シャワーヘッドでガス代がさらに安くなる
また節水シャワーヘッドを使うと、シャワーに使う水の量が減る=温める水の量も減るため、ガス代の節約にもつながります。
※シャワーは「20分出しっぱなしにすると、浴槽1杯分と同じ水量になる」と言われている

水圧を調整できて、手元でシャワーを止められる「止水ボタン」もついてる。
メーカーの調べによると60%の節水効果があるそう!!
肌にあたる水がシルキータッチで柔らかいんだ。
使用可能なメーカー:LIXIL(INAX) 、SANEI、KAKUDAI、TOTO、GROHE、他海外製、KVK、MYM、ノーリツ、リンナイ、他ガス機器社製
※アジャスターもついてくるので、ほぼ全てのメーカーに対応できるそう

つい出しっぱなしにしちゃうから、シャワーヘッド変えるだけで効果あるかも……
アラミック「シルクタッチシャワー・プレミアム STX-2B」
Mちゃん家の光熱費は、これだけ安くなる(予定)
電気:3360円
ガス:2316円
合計:5676円安くなる
※電気をクレカ払いにすれば、さらに年660円割引。クレカのポイントも貯まる


でも、これからは在宅勤務も増えるだろうから、もっと節約効果があると思う。
※LEDライトを使ったり、節水シャワーヘッドを使えばもっと節約できる

毎日終電まで働いてたこともあったけど、最近はゆっくり湯舟に浸かれるし、自炊も増えた。
そりゃ光熱費上がるよね……

節約は、チリツモ!!!

ありがとう。

通信費って、1番安くできる割合が大きいの。
私は毎月5000円以上、年間6万円節約できたよ!!

そっち先にやったほうがいいじゃん!! やり方教えて!!

3人(40A)以上にオススメな電力会社:エルピオでんき スタンダードプランS
エルピオでんきは、1965年に千葉県市川市で「街の燃料屋さん」として生まれた会社です(2014年に「株式会社エルピオ」に名前変更)。
2016年に電力事業に参入し、関東だけでなく東北や中部、中国や四国地方でも電力共有を行っています。


料金比較
東京電力の一般契約料金(従量電灯B・40A)の場合
基本料金 | 1144円 | |
電力量料金 (1kWhあたり) | 120kWhまで | 19円88銭 |
120kWhを超え 300kWhまで | 26円48銭 | |
300kWhを超えると | 30円57銭 |
エルピオでんきの場合(40A)
基本料金 | 1086.8円 | |
電力量料金 (1kWhあたり) | 120kWhまで | 18.84円 |
120kWhを超え 300kWhまで | 23.03円 | |
300kWhを超えると | 25.78円 |
東京電力の一般契約料金(従量電灯B・50A)の場合
基本料金 | 1430円 | |
電力量料金 (1kWhあたり) | 120kWhまで | 19円88銭 |
120kWhを超え 300kWhまで | 26円48銭 | |
300kWhを超えると | 30円57銭 |
エルピオでんきの場合(50A)
基本料金 | 1344.2円 | |
電力量料金 (1kWhあたり) | 120kWhまで | 18.84円 |
120kWhを超え 300kWhまで | 23.03円 | |
300kWhを超えると | 25.78円 |
編集長(4人家族)宅の電気代がどれだけ安くなったか?

編集長:岩崎せいきゅん家の検針票

・東電のままだったらいくらか?
・エルピオでんきに切り替えていくらか?
を試算し、比較してみました↓↓
東京電力(従量電灯B・40A)の場合
基本料金:1144円
基準単位料金:120kWhまで19.88円、120kWhを超え300kWhまで26.48円、300kWhを超えると30.57円
→ 1144円 + 1万3266円 = 1万4410円
年間:17万2920円
基本料金:1086.8円
従量料金:120kWhまで18.84円、120kWhを超え300kWhまで23.03円、300kWhを超えると25.78円
→ 1086.8円 + 1万1562.2円 = 1万2649円
年間:15万1788円
※ほかにも燃料費調整で減算・加算されたり、再生可能エネルギー発電促進割賦金がかかったりするものの、東電と大きな差はない
=年間2万1132円安くなる


エルピオに替えて、大助かりだよ!
エルピオでんきの特徴
・24時間365日対応の電気の駆けつけサービスがある
・全国対応(北海道除く)
・3か月間15%オフ&電気料金還元キャンペーン実施中
エルピオでんきは「電気がつかない」「コンセントが焦げ臭い」「分電盤がすぐ落ちてしまう」といったのトラブルに24時間365日対応してくれます。

また、2021年3月31日までに申し込むと「(利用開始11か月後に)キャッシュバックがもらえる」キャンペーン中↓↓
※「市場連動プラン」ではないので、電力料金が高騰することはない

家族が増えたら、エルピオでんきを検討してみよ~っと。
※3人以上の場合でも、ガスは「レモンガス わくわくプラン」がいいと思います
ここからは、電気とガスを切り替える(電力・ガス自由化)の基礎知識や注意点をご紹介します↓↓
「電気とガスをまとめて安くなる」ってホント?
2016年4月から「電力(小売)自由化」、2017年4月から「都市ガスの(小売)自由化」が行われ、私たちは自分で電力・ガス会社を切り替えられるようになりました。
※LPガス(プロパンガス)はより早く自由化されている


そもそも電力自由化、ガス自由化ってなに?
今まで、電気やガスを使えるようにするためには、その地域を管轄する会社と契約する必要がありました。
それが自由化(法改正)によって、さまざまな会社が電力の小売販売に参入し、地域の枠を超えて、電力・ガス事業者を自分で選べるようになったのです。

電力供給のしくみ。小売部門が自由化されている
※電力供給のしくみは変わらず、私たち=消費者と直接やりとりする「小売部門」を選べる

切り替えられる電力会社の例
(旧)一般電気事業者:北海道電力、東北電力、関西電力など
→地域を超えてサービスを利用できるようになった
新電力事業者:ガソリンでおなじみの「ENEOSでんき」、ハウステンボスを運営する「HTBエナジー」、携帯キャリアの「auでんき」など
→他業種が電力販売を行うようになった
※住んでいる地域によって、利用できない会社もある
自由化によるメリットってどんな感じ?
会社やプランによっては、下記のようなメリットがあります。
- 料金が安くなる
- 使用量や支払いによってポイントがたまる
- 電気やガス、携帯電話とのセット割引がある
- 昼夜時間制の料金プランがある(より自分の使い方に合ったプランを選べる)
- 環境にやさしい発電方法を優先してつくられた電気が使える
- 管理画面が見やすく、省エネ診断ができる

安くなる会社に切り替えたら、急に停電が起きたり、ガスが止まったりしない?
自由化のデメリットや注意点ってある?
電気やガスは生きることに欠かせない生活インフラなので、消費者を守る法律や制度が整っています。
電気やガスを送り届けるしくみは変わらないので(今より費用が安くなる)A社で問題が起きたとき「A社を使っている人だけ、電気やガスが使えなくなる」ということは、起こりません。
また万が一、契約した会社が倒産しても「急に電気やガスが使えなくなる」ということもないそうです。
※期間内に新しい会社に切り替えればOK
緊急時の対応や保安点検も、変わらずやってもらえます。


集合住宅だからといって、一括で管理してるケースは少ないらしいよ。
でも、下記のような注意点もあるからチェックしておこう↓↓
①料金を払わないと、今までよりも早く止められるかも
電力会社を切り替えると、電力メーターを「スマートメーター」に取り替えてもらいます(すでに替わっている家がほとんど)。

右の黒っぽい(スケルトンじゃない)ほうがスマートメーター
今までは数か月電力料金を払わないと、電力会社の人が手動でメーターを止めに来ましたが、スマートメーターは遠隔操作で止められるため、ちょっと払い忘れただけで(短い期間でも)電気を止められてしまう可能性があります。
※ガスメーターは取り替える必要がない
②会社によっては、契約期間があったり、解約金を請求してくる場合も
電気やガス会社によっては、契約期間が定められていたり、切り替え時に(他社ではかからない)「事務手数料」、解約する際に「解約金」を請求してくる会社もあります。

③オール電化の場合、既存の契約のほうが安い場合がある
以前からオール電化のプランを利用している場合、新しい電力会社に切り替えるとかえって割高になってしまう可能性があるそうです。

④引越し前に手続きが必要
引越し先で同じ会社を利用できない場合があります。
事前に連絡して確認&手続きするようにしましょう。
※引越し前に一度解約し、転居先で地域の会社と契約してから、より安くなる会社に切り替えてもいい
電力・ガス会社を切り替えて安くする方法&オススメの会社はこちら
Can You Survive?
※記事で紹介したサービスや商品を購入すると、売上の一部がサバイブに還元されることがあります。
ぜひ参考にしてみてください!