
※3月1日 各行の金利更新
この超低金利時代に住宅ローンの借り換えをしない手はありません! 住宅ローンアドバイザーの資格を持つ筆者が、借り換えにおすすめの銀行をご紹介します。
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今、住宅ローンは史上最低レベルの金利。現在借りている金融機関から別の金融機関に借り換えることで高確率で住宅ローンの総額が圧縮されるはず。




住宅ローンの借り換えをおこなうことで、たとえばローン残高3000万円、残存期間30年の場合、200万円以上、住宅ローンが減ることもめずらしくない。借り換え費用がかかったとしても、借り換えたほうが断然お得だよね。


確かにこれは面倒だなんて言っていられない額かも。住宅ローンアドバイザー! 詳しく教えて!!
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目次
住宅ローン借り換え金利一覧

住宅ローン借り換え金利一覧 2023年3月金利(3月1日現在)
変動金利 | 固定金利 35年 | 固定金利 30年 | 固定金利 20年 | 固定金利 10年 | 固定金利 3年 |
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住信SBIネット銀行「住宅ローン」 | 0.375% 通期引下げプラン (キャンペーン金利) | 1.970% 当初引下げプラン | 1.910% 当初引下げプラン | 1.890% 当初引下げプラン | 1.350% 当初引下げプラン | 0.340% 当初引下げプラン |
|
住信SBIネット銀行「ネット専用住宅ローン」 | 0.398% 通期引下げプラン (最大引下げ後) | 2.360% 当初引下げプラン | 2.280% 当初引下げプラン | 2.270% 当初引下げプラン | 1.660% 当初引下げプラン | 1.120% 当初引下げプラン |
|
ARUHI「フラット35」 | - | 1.960% | 1.960% | 1.800% | - | - | |
ソニー銀行 | 0.447% 変動セレクト住宅ローン | 2.368% 住宅ローン | 2.368% 住宅ローン | 2.345% 住宅ローン | 1.438% 住宅ローン | 1.117% 住宅ローン |
|
イオン銀行 | 0.430% 金利プラン | - | - | - | 1.440% 当初固定金利プラン | 1.040% 当初固定金利プラン |
|
三菱UFJ銀行「住宅ローン」 | 年(年率) 0.475% ずーっとうれしい金利コース | 年(年率) 1.790% ずーっと固定金利コース | 年(年率) 1.750% ずーっと固定金利コース | 年(年率) 1.910% プレミアム住宅ローン | 年(年率) 1.080% プレミアム住宅ローン | 年(年率) 0.820% プレミアム住宅ローン |
|
変動金利 | 固定金利 35年 | 固定金利 30年 | 固定金利 20年 | 固定金利 10年 | 固定金利 3年 |
||
※適用金利は、記事作成時点の適用金利であり、金利情勢等により毎月見直されます |



借り換え住宅ローンをとことん比較

住信SBIネット銀行「住宅ローン」
住信SBIネット銀行「住宅ローン」の詳細 | |
---|---|
事務手数料 | 借入れ額の2.20%(例・3000万円の借入れで66万円) |
保証料 | 無料 |
一部繰上返済手数料 | 無料 |
団体信用生命保険 | 団信、全疾病保障ともに無料 |
諸費用を合わせた借入れ | 可能 |
キャンペーン | - |
借り換え金利一覧(2023年3月)
通期引下げプラン | 当初引下げプラン | |||
---|---|---|---|---|
変動金利 | 0.375% (キャンペーン金利) | 0.975% | ||
固定金利 | 2年 | 0.810% | 0.280% | |
3年 | 0.780% | 0.340% | ||
5年 | 1.230% | 0.750% | ||
7年 | 1.520% | 1.320% | ||
10年 | 1.710% | 1.350% | ||
15年 | 2.200% | 1.760% | ||
20年 | 3.340% | 1.890% | ||
30年 | 3.310% | 1.910% | ||
35年 | 3.450% | 1.970% | ||
※適用金利は、記事作成時点の適用金利であり、金利情勢等により毎月見直されます 審査結果、およびお借入金額によっては、借入金利に年0.1~0.75%上乗せとなる場合あり |
住信SBIネット銀行「住宅ローン」の特徴
住信SBIネット銀行の「住宅ローン」は、対面専用の住宅ローン。自分に合った金利タイプや審査に関する疑問などを担当者に会って相談できる。


変動金利の場合、0.375%(通期引下げプラン)と、とんでもなく低い。固定金利も他行に引けを取らない低金利になっている。
住信SBIネット銀行にはこの次に紹介する「ネット専用住宅ローン」もあるんだけれど、「住宅ローン」でも団信、全疾病保障が無料で付帯されるし、金利もほとんど同じなんだ。


当初引下げプランの変動金利はまったくもってメリットがないから気をつけよう。このあたりも対面で相談に乗ってもらうといいね。
住宅ローン専属の担当者が付く店舗は、新宿、秋葉原、大宮、船橋、横浜、名古屋、大阪、神戸、福岡。もちろん無料で相談できる。

所属銀行:住信SBIネット銀行株式会社
銀行代理業者:SBIマネープラザ株式会社
許可番号:関東財務局長(銀代)第268号
取扱業務:円普通預金及び円定期預金の受入れを内容とする契約締結の媒介(勧誘及び受付)
※並びに資金の貸付けを内容とする契約締結の媒介(勧誘及び受付)当社は、銀行代理業に関して、お客さまから直接、金銭のお預かりをすることはありません
※ただし、住宅ローン取引に付随するもののみを指す
住信SBIネット銀行「ネット専用住宅ローン」
住信SBIネット銀行「ネット専用住宅ローン」の詳細 | |
---|---|
事務手数料 | 借入れ額の2.20%(例・3000万円の借入れで66万円) |
保証料 | 無料 |
一部繰上返済手数料 | 無料 |
団体信用生命保険 | 団信、全疾病保障ともに無料 ガン診断給付金特約無料付帯(女性のみ) |
諸費用を合わせた借入れ | 可能 |
借り換え金利一覧(2023年3月)
通期引下げプラン | 当初引下げプラン | ||
---|---|---|---|
変動金利 | 0.398% ※所定の条件をクリアした場合 | 0.975% | |
0.428% | |||
固定金利 | 2年 | 1.800% | 1.020% |
3年 | 1.800% | 1.120% | |
5年 | 1.930% | 1.220% | |
7年 | 1.890% | 1.490% | |
10年 | 2.060% | 1.660% | |
15年 | 2.440% | 2.040% | |
20年 | 3.550% | 2.270% | |
30年 | 3.330% | 2.280% | |
35年 | 3.410% | 2.360% | |
※適用金利は、記事作成時点の適用金利であり、金利情勢等により毎月見直されます ※審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合があります |
住信SBIネット銀行「ネット専用住宅ローン」の特徴
住信SBIネット銀行の「ネット専用住宅ローン」はネット完結型。審査から申込み、融資実行まですべてネットと郵送で完結できるよ。
「ネット専用住宅ローン」と「住宅ローン」は、大枠は同じだけれど金利もサービスも微妙に異なる。
住宅ローン | ネット専用住宅ローン | |
---|---|---|
契約 | 住信SBIネット銀行 | 三井住友信託銀行 |
窓口 | SBIマネープラザ | 住信SBIネット銀行 |
店舗での相談 | ○ | × |
申込み&契約 | 店舗 | ネット |
借り入れ可能金額 | 500万円以上2億円以下 | 500万円以上1億円以下 |
8大疾病の住宅ローン残高0円条件 | 働けないまま12か月経過 | |
8大疾病以外の住宅ローン残高0円条件 | 働けないまま24か月経過 | 働けないまま12か月経過 |
団信追加付帯サービス | 先進医療特約、重度ガン保険金前払特約、リビングニーズ特約 | 女性限定のがん診断給付金特約 |
金利引き下げ特典 | - | 三井住友信託銀行所定の取引きの申込みで最大年0.03%引き下げ |
金利の上乗せ | 審査の結果、および借入金額によって年0.1~0.75%の金利上乗せとなる場合あり | 審査の結果次第で年0.1%の金利上乗せ |
印紙代 | 必要 | 不要 |
リフォーム費用の借入れ | ○ | × |
定額自動入金サービス | ○ |
「ネット専用住宅ローン」と「住宅ローン」の金利比較(2023年3月)
住宅ローン | ネット専用住宅ローン | ||||
---|---|---|---|---|---|
プラン | 通期引下げプラン | 当初引下げプラン | 通期引下げプラン | 当初引下げプラン | |
変動金利 | 0.375% (キャンペーン金利) | 0.975% | 0.398% ※所定の条件をクリアした場合 | 0.975% | |
0.428% | |||||
固定金利 | 2年 | 0.810% | 0.280% | 1.800% | 1.020% |
3年 | 0.780% | 0.340% | 1.800% | 1.120% | |
5年 | 1.230% | 0.750% | 1.930% | 1.220% | |
7年 | 1.520% | 1.320% | 1.890% | 1.490% | |
10年 | 1.710% | 1.350% | 2.060% | 1.660% | |
15年 | 2.200% | 1.760% | 2.440% | 2.040% | |
20年 | 3.340% | 1.890% | 3.550% | 2.270% | |
30年 | 3.310% | 1.910% | 3.330% | 2.280% | |
35年 | 3.450% | 1.970% | 3.410% | 2.360% | |
※適用金利は、記事作成時点の適用金利であり、金利情勢等により毎月見直されます ※「住宅ローン」 審査結果、およびお借入金額によっては、借入金利に年0.1~0.75%上乗せとなる場合あり ※「ネット専用住宅ローン」 審査結果によっては、表示金利に年0.1%上乗せとなる場合あり |


ネット完結型の場合、印紙代が必要ないというメリットもある。印紙代は1000万~5000万円の借入れで2万円もかかるからバカにできないよ。
「ネット専用住宅ローン」は対面相談こそできないけれど、電話とメールに加え、専用の手続きサポートアプリでチャット感覚で相談できる。

>> 住信SBIネット銀行「ネット専用住宅ローン」の公式サイト
ARUHI(アルヒ)「フラット35」
ARUHI「フラット35」の詳細 | |
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![]() |
|
事務手数料 | Web割引対象商品の場合:借入れ額の1.10%(例・3000万円の借入れで33万円) Web割引対象外商品の場合:借入れ額の2.20%(例・3000万円の借入れで66万円) ※最低22万円 |
保証料 | 無料 |
一部繰上返済手数料 | 無料 |
団体信用生命保険 | 団信に加入しない場合は金利から年0.20~0.28%引下げ |
諸費用を合わせた借入れ | 可能 |
キャンペーン | 【終了日未定】Webからの契約で事務手数料が半額の「融資金額×1.10%」(店舗契約の場合2.20%)で利用可能。ただし、最低事務手数料は22万円 |
※適用金利は、記事作成時点の適用金利であり、金利情勢等により毎月見直されます |
借り換え金利一覧(2023年3月)
団信なし | 団信付き | ||
---|---|---|---|
ARUHI スーパーフラット借換 | 15~35年 | 1.750% | 1.950% |
ARUHI フラット35 | 15~20年 | 1.600% | 1.800% |
21~35年 | 1.760% | 1.960% | |
※適用金利は、記事作成時点の適用金利であり、金利情勢等により毎月見直されます |
ARUHI「フラット35」の特徴
ARUHI(アルヒ)は、銀行などの金融機関以外で住宅ローンを専門に取り扱う「モーゲージバンク」という金融機関。フラット35を取扱う金融機関全300社以上の中、12年連続でシェアナンバーワンを誇っている。

業界最低水準の金利に、繰上返済手数料が無料、保証人、保証料ともに不要、さらに安心の対面サポートは全国展開と申し分なしのスペック。


アルヒは、ネットから申込むと事務手数料が借入れ金額の1.10%で利用できるという大きなメリットがある。店舗で申込むと2.20%の事務手数料になるので、ネットから申込んだほうがはるかに安くなるよ。

引用:https://www.aruhi-corp.co.jp/service/direct/refinancing.html
アルヒの借り換えは、 「ARUHI スーパーフラット借換」と「ARUHI フラット35」の2種類が用意されている(両者ともに借入れ期間15年以上が条件)。

「ARUHI フラット35」は借入れ年数によって金利が異なる(借入れ年数が長いほうが金利が高い)のに対し、「ARUHI スーパーフラット借換」は一律で低金利になる。
ただし、団信付きの上乗せ額は「ARUHI スーパーフラット借換」の方が高い。
ARUHI フラット35…… +0.20%上乗せ
ARUHI スーパーフラット…… +0.28%上乗せ
また、「ARUHI スーパーフラット借換」は、金利を上乗せすることで手厚い保障を受けることができる。
・がん団信(がん50%保障プラン)…… 一般団信 + 0.05%上乗せ
・がん団信プラス(がん100%保障プラン)…… 一般団信 + 0.15%上乗せ
・生活習慣病団信<入院プラスα>…… 一般団信 + 0.25%上乗せ
・ワイド団信…… 一般団信 + 0.30%上乗せ


・団信に加入しない(ほかの保険に加入している)
・団信加入 + 借入れ期間が21~35年
・手厚い団信に加入したい
ARUHI フラット35が向いている人
・団信加入 + 借入れ期間が15~20年

ちなみに、ソニー銀行の項目でも説明しているけれど、個人的には金利を上乗せしてまで団信の保障を手厚くすることはないと思っている。住宅ローンと保険は別々で考えたほうがよさそう。
アルヒには、「ARUHI暮らしのサービス」という提携先企業の優待を受けることができるサービスもある。通常1万円の年会費がかかるんだけれど、ARUHI住宅ローンの利用者は無料になる。
■ビックカメラ・コジマ
・店頭での買い物時に通常より+3%のポイント付与
■unico
・家具、雑貨などすべての商品を優待価格で販売
■タイムズカープラス
・カード発行手数料0円(通常1650円)
・月額基本料3か月間無料(通常880円/月)
・30分無料チケットプレゼント
ソニー銀行
ソニー銀行の詳細 | |
---|---|
事務手数料 | 変動セレクト住宅ローン:2.20%(例・3000万円の借入れで66万円) 固定セレクト住宅ローン:2.20%(例・3000万円の借入れで66万円) 住宅ローン:4万4000円 |
保証料 | 無料 |
一部繰上返済手数料 | 無料 |
団体信用生命保険 | 無料 がん団信50:無料 がん団信100:金利に0.1%上乗せ 3大疾病団信:金利に0.2%上乗せ 生活習慣病団信&がん団信100:金利に0.2%上乗せ |
諸費用を合わせた借入れ | 可能 |
※適用金利は、記事作成時点の適用金利であり、金利情勢等により毎月見直されます |
借り換え金利一覧(2023年3月)
変動セレクト住宅ローン | 住宅ローン | ||
---|---|---|---|
変動金利 | 0.447% | 0.807% | |
固定金利 | 2年 | 1.096% | 0.996% |
3年 | 1.217% | 1.117% | |
5年 | 1.479% | 1.379% | |
7年 | 1.656% | 1.556% | |
10年 | 1.538% | 1.438% | |
15年 | 2.269% | 2.169% | |
20年 | 2.445% | 2.345% | |
20年超 | 2.468% | 2.368% |
ソニー銀行の特徴
ソニー銀行は、オリコン顧客満足度「住宅ローン」で第1位を11年連続(2011~2021年)で獲得している人気の住宅ローン。

ソニー銀行の住宅ローンの大きな特長は、「住宅ローン」プランの事務手数料の安さとがんに強い団信、前月の15日前後には次月の金利が発表される点が挙げられる。
まず、借り換えで選べる住宅ローンは「変動セレクト住宅ローン」と「住宅ローン」の2つ。
大きく異なる点は、事務手数料。変動セレクト住宅ローンが借入れ額の2.20%に対し、住宅ローンは一律4万4000円。変動セレクト住宅ローンの事務手数料は、一般的な住宅ローンと同様借入れ額に応じて高くなる。



ソニー銀行は団信が豊富。まず、がんと診断されたら住宅ローン残高0円 + 給付金100万円、がん先進医療給付金(通算1000万円)がつく「がん団信100」が上乗せ金利0.1%で加入できる。
手厚い団信といえば住信SBIネット銀行が有名だけれど、残高が0円になるには働けないまま12か月経過しないといけないなどと、ちょっとハードルが高い。その点、ソニー銀行の場合、がんと診断された時点で保障されるというメリットがある。



個人的には、住宅ローンと保険は別々に考えたほうがいいと思うんだけれどね。
がんは2人に1人はかかる病気だと言われているけれど、そもそも月1300円程度で加入できるってことは、ローン残高が大きい時期に残高0円の恩恵を受けることができる人は少ないはずなんだよね。


ただし、ソニー銀行にはがんと診断されると残高が半分保障される「がん団信50」という保障もある。こちらは無料で付帯されるのでメリットは大きい。
ちなみに、「がん団信50」の保障が適用されたあとでも、死亡や所定の高度障害状態、余命6か月以内と判断された場合の保障は継続されるよ。
その他、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態になったときの保障や入院保障をプラスすた団信が用意されている。
生活習慣病団信 +「がん団信100」…… 0.2%上乗せ


※固定金利適用中に金利タイプを変更する場合は、変更手数料がかかります

また、ソニー銀行の住宅ローンはネット銀行なのに専任アドバイザーがサポートしてくれる。

その他の特典として、ソニー銀行をよりお特に利用できる「優遇プログラム Club S (クラブエス)」の対象ステージがランクアップする。Club Sのランクは、通常、シルバー、ゴールド、プラチナの4段階にわかれ、ステージが上がると優遇特典もどんどん豪華になるんだ。ソニー銀行の住宅ローンを契約すると、自動的に1ランクアップし、シルバー以上が確定になるよ。


さらに、ソニーストアでの購入代金がいつでも3%オフや、アート引越センターでの引越基本料金が25%オフなどの特典も用意されている。

住宅ローンで実際に適用される金利は、一部を除いて実際に審査をしてみないとわからない。なので、複数の金融機関に申込んで、一番借り換えメリットの出る金融機関に決めるのがセオリーになる。借り換えの場合、ソニー銀行は他行と比較して金利の優位性は低いけれど、「住宅ローン」プランの事務手数料の一律4万4000円は際立って安いので、申込み候補のひとつとして十分魅力的な住宅ローンだと思う。
注意点としては、ソニー銀行では「5年ルール」や「125%ルール」に基づく約定返済額の計算をおこなっていない。そのため、金利が上昇した場合は、その上昇幅に応じて返済額が見直される。最終的な返済額にしわ寄せされることがない反面、月々の返済額は金利が上った分だけ上がるので要注意だよ。
イオン銀行
イオン銀行の詳細 | |
---|---|
事務手数料 | 定額型:11万円 ※定率型より金利が年0.2%上乗せ 定率型:借入れ額の2.20%(例・3000万円の借入れで66万円) ※最低取扱手数料22万円 |
保証料 | 無料 |
一部繰上返済手数料 | 無料 |
団体信用生命保険 | 無料 全疾病保障:金利に0.1%上乗せ がん保障:金利に0.2%上乗せ 8疾病保障:金利に0.3%上乗せ |
諸費用を合わせた借入れ | 可能 |
※適用金利は、記事作成時点の適用金利であり、金利情勢等により毎月見直されます |
金利一覧(2023年3月9日まで)
当初固定金利プラン | 金利プラン | ||
---|---|---|---|
変動金利 | - | 0.430% | |
固定金利 | 2年 | - | - |
3年 | 1.040% | - | |
5年 | 1.140% | - | |
7年 | - | - | |
10年 | 1.440% | - | |
※適用金利は、記事作成時点の適用金利であり、金利情勢等により毎月見直されます |
イオン銀行の特徴
イオン銀行は、大規模ショッピングセンターで有名なイオングループの銀行。全国110店舗以上のイオンやコールセンターで専門のスタッフが住宅ローンの相談に乗ってくれる。


また、イオンは土日祝日はもちろん、年末年始やゴールデンウィークなども営業しているので、銀行の店舗として考えると利便性が高いよね。平日に時間が割けない人だと、これだけでも大きなメリットになりそう。
イオン銀行の住宅ローンで特徴的なのは、事務手数料が2パターンから選択できる点。
①定額型…… 11万円
②定率型…… 借入れ金額の2.20%(最低取扱手数料22万円)


「定額型」は事務手数料が11万円だけれど、定率型とくらべて借入れ利率が年0.2%高くなるんだ。なので、どちらが借り換えメリットが出るのかしっかりシミュレーションしてから決めよう。
また、イオン銀行の住宅ローン契約者は「イオンセレクトクラブ」の特典を受けることができるよ。
一番の特典は、5年間、イオングループでの買い物(実店舗&オンラインショップ)が毎日5%オフになること。年間の割引対象買物金額の上限は、住宅ローンの借入れ額に応じて決まるよ(1000万円以上2000万円未満で45万円、2000万円以上で90万円)。



また、イオンゴールドカードセレクトが発行されて、旅行傷害保険の無料付帯や、全国のイオンラウンジを利用することもできるよ。

イオンラウンジは、イオン内にある会員向けラウンジのこと。ドリンクやお菓子が無料で楽しめる限定会員向けのスペースだよ。
※すべてのイオンにあるわけではありません


イオン銀行の住宅ローンの一般団信は無料で付帯される。その他、金利を上乗せすることで病気やケガによる保障も充実させることができる。
がん保障付団信…… 0.2%上乗せ
8疾病保障団信…… 0.3%上乗せ
三菱UFJ銀行「住宅ローン」
三菱UFJ銀行「住宅ローン」の詳細 | |
---|---|
事務手数料 | 借入れ額の2.20%(例・3000万円の借入れで66万円) |
保証料 | 無料 |
一部繰上返済手数料 | 無料 ※Webで手続きした場合のみ無料 |
団体信用生命保険 | 無料 7大疾病保障:金利に0.3%上乗せ、または、毎月保険料を支払う |
諸費用を合わせた借入れ | 可能 |
借り換え金利一覧(2023年3月)
三菱UFJ銀行「住宅ローン」 | ||||
---|---|---|---|---|
タイプ | ずーっとうれしい金利コース | プレミアム住宅ローン | ずーっと固定金利コース | |
変動金利 | 年(年率) 0.475% | - | - | |
固定金利 | 3年 | - | 年(年率) 0.820% | - |
10年 | - | 年(年率) 1.080% | - | |
20年 | - | 年(年率) 1.910% | - | |
21~25年 | - | - | 年(年率) 1.680% |
|
26~30年 | - | - | 年(年率) 1.750% |
|
31~35年 | - | - | 年(年率) 1.790% |
|
※適用金利は、記事作成時点の適用金利であり、金利情勢等により毎月見直されます |
三菱UFJ銀行「住宅ローン」の特徴
3大メガバンクのひとつ、三菱UFJ銀行の住宅ローンは、15年連続で利用額がナンバーワン※。最大のメリットは安心 + 低金利と、メガバンクとは思えない超低金利を実現している。
※日本における民間金融機関住宅ローン取扱残高No.1(2007年3月時点より現在まで)


そして、事前審査から契約まで店舗に出向く必要は一切なし。

一般団信は無料で付帯され、7大疾病は金利0.30%上乗せ、または毎月保険料を支払うことで加入できる。

金利上乗せ型の7大疾病保障は途中で解約できないので、個人的には掛け捨ての安い収入保障保険などで代用したほうがいいと思う。
三菱UFJ銀行「住宅ローン」は、メガバンクならではの安心感と金利の低さ、そしてメガバンクなのにネットで完結できるというところが強みだね。
借り換えで100万円以上のメリットを出すには

今まで、住宅ローンの借り換えで100万円以上のメリットを出すには、
金利差1%以上
ローン残存期間10年以上
このうちどれかの条件に当てはまる必要があるといわれていたんだ。しかし2016年、日本の金融史上稀に見る大事件が起こった。


マイナス金利とは?
普通、お金の貸し借りは、お金を借りた側が貸してくれた側に利息を払うんだけれど、マイナス金利ではこの立場が逆転する。つまり、お金を貸す側が利息を払うという、過去に例のない状態になっているんだ。


今回のマイナス金利は日本銀行と各金融機関の話で、個人が銀行に預けているお金には適用されない。

銀行などの金融機関は、日本銀行の口座に莫大な額のお金を預けているんだけれど、銀行は日本銀行にお金を預けているとマイナスの金利が適用されて、利息がつくどころか逆に日本銀行から罰金をとられてしまう。そうなると、銀行は積極的に企業や個人に融資することになり、その結果お金が市場に回り、うまくいけば景気が良くなるというわけ。
このマイナス金利の効果で、もともと低かった住宅ローンの金利はさらにさらに下がることになったんだ。つまり、借り換え前後の金利差によっては従来の
金利差1%以上
ローン残存期間10年以上
この条件に当てはまらなくてもメリットを享受できるようになったってこと。

金利差が1%あると……


借入れ金額:3500万円(元利均等、ボーナスなし)
借入れ期間:35年
金利:2.09%
毎月返済額:11万7565円
これを5年後に金利1.09%のローンに借り換えると……
借入れ金額(5年後の元金残高):約3142万円(元利均等、ボーナスなし)
借入れ期間:30年
金利:1.09%
毎月返済額:10万2363円
毎月1万5202円が軽減され、このまま30年間返済が続くと、
1万5202円 × 12か月 × 30年 = 547万2720円
なんと約547万円も減額できることになるんだ。


借入れ金額:3500万円(元利均等、ボーナスなし)
借入れ期間:35年
金利:1.59%
毎月返済額:10万8714円
これを5年後に金利1.09%のローンに借り換えると……
借入れ金額(5年後の元金残高):約3110万円(元利均等、ボーナスなし)
借入れ期間:30年
金利:1.09%
毎月返済額:10万1320円
毎月7394円安くなるから、30年間で約266万円もローンが減る。


借り換えに必要な費用




・旧銀行に払う一括返済手数料 約3万円
・新銀行に払う事務手数料 約3万円 ※銀行によっては無料や借入れ額×◯%などのケースあり
・印紙代 2万円(残高1000万~5000万円の場合)
・司法書士手数料 約5~10万円
・抵当権設定費用 12万円(借入れ額×0.4%)
・保証料 約60万円(借入れ額×2.20%)※銀行によっては無料のケースもあり
合計 約90万円




「事務手数料」「保証料」一覧
諸費用のなかでも高額になるのが、「事務手数料」と「保証料」。
以前は、保証料を支払って保証会社に保証してもらうことが一般的だったけれど、最近は、事務手数料を支払う代わりに、保証料は無料になる住宅ローンが一般的。

事務手数料 | 保証料 | ||
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住信SBIネット銀行「住宅ローン」 | 借入れ額の2.20% | 無料 | |
住信SBIネット銀行「ネット専用住宅ローン」 | 借入れ額の2.20% | 無料 | |
ARUHI 「フラット35」 | Web割引対象商品 | 借入れ額の1.10% ※最低22万円 | 無料 |
Web割引対象外商品 | 借入れ額の×2.20% ※最低22万円 |
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ソニー銀行 | 変動・固定セレクト住宅ローン | 借入れ額の2.20% | 無料 |
住宅ローン | 4万4000円 | ||
住宅ローン | 4万4000円 | ||
イオン銀行 | 定額型 | 11万円 ※定率型より金利が年0.2%上乗せ | 無料 |
定率型 | 借入れ額の2.20% ※最低22万円 |
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三菱UFJ銀行「住宅ローン」 | 借入れ額の2.20% | 無料 |
住宅ローンの借り換えにデメリットはあるのか?

借り換えに伴う諸費用がかかる
前述したように、住宅ローンの借り換えには事務手数料や保証料などの諸費用があらためて必要になる。
※保証料は返還されるケースあり
この諸費用を考慮したうえでメリットが出る場合、住宅ローンの借り換えを実行しよう。なので、できるだけ諸費用が安くすむ銀行を選ぶこともポイントになる。

金利上昇リスクが伴う
変動金利は固定金利よりも金利が低いため、変動金利に借り換えることで残債を大幅に圧縮できる可能性が高い。しかし、変動金利に借り換えるということは、将来の金利が上昇した場合、返済額が大幅に増えるというリスクが伴う。

住宅ローンの借り換えはこの銀行がおすすめ



考え方としては、ローン残存期間や余剰資金を考慮して、まずは全期間固定金利を中心に検討するといいと思う。余剰資金が十分にあったり、ローン残存期間が短くて金利上昇による影響が少ない人は、変動金利を検討するといいんじゃないかな。
注意しなければいけないのが、実際に適用される金利は申込み時の金利ではなく、融資が実行された月の金利になるということ。住宅ローンの金利は毎月変わるので、チェックした金利が適用されるとはかぎらない。審査期間は銀行やそのときの申込み状況によって異なるので、複数の銀行に同時に申込んでおいたほうがスムーズに進められると思う。


住宅ローン借り換え金利一覧 2023年3月金利(3月1日現在)
変動金利 | 固定金利 35年 | 固定金利 30年 | 固定金利 20年 | 固定金利 10年 | 固定金利 3年 |
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住信SBIネット銀行「住宅ローン」 | 0.375% 通期引下げプラン (キャンペーン金利) | 1.970% 当初引下げプラン | 1.910% 当初引下げプラン | 1.890% 当初引下げプラン | 1.350% 当初引下げプラン | 0.340% 当初引下げプラン |
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住信SBIネット銀行「ネット専用住宅ローン」 | 0.398% 通期引下げプラン (最大引下げ後) | 2.360% 当初引下げプラン | 2.280% 当初引下げプラン | 2.270% 当初引下げプラン | 1.660% 当初引下げプラン | 1.120% 当初引下げプラン |
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ARUHI「フラット35」 | - | 1.960% | 1.960% | 1.800% | - | - | |
ソニー銀行 | 0.447% 変動セレクト住宅ローン | 2.368% 住宅ローン | 2.368% 住宅ローン | 2.345% 住宅ローン | 1.438% 住宅ローン | 1.117% 住宅ローン |
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イオン銀行 | 0.430% 金利プラン | - | - | - | 1.440% 当初固定金利プラン | 1.040% 当初固定金利プラン |
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三菱UFJ銀行「住宅ローン」 | 年(年率) 0.475% ずーっとうれしい金利コース | 年(年率) 1.790% ずーっと固定金利コース | 年(年率) 1.750% ずーっと固定金利コース | 年(年率) 1.910% プレミアム住宅ローン | 年(年率) 1.080% プレミアム住宅ローン | 年(年率) 0.820% プレミアム住宅ローン |
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変動金利 | 固定金利 35年 | 固定金利 30年 | 固定金利 20年 | 固定金利 10年 | 固定金利 3年 |
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※適用金利は、記事作成時点の適用金利であり、金利情勢等により毎月見直されます |
※団信に加入しない場合は年0.2%引下げ
※ソニー銀行の詳細は公式サイトにてご確認ください
「事務手数料」「保証料」一覧
事務手数料 | 保証料 | ||
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住信SBIネット銀行「住宅ローン」 | 借入れ額の2.20% | 無料 | |
住信SBIネット銀行「ネット専用住宅ローン」 | 借入れ額の2.20% | 無料 | |
ARUHI 「フラット35」 | Web割引対象商品 | 借入れ額の1.10% ※最低22万円 | 無料 |
Web割引対象外商品 | 借入れ額の×2.20% ※最低22万円 |
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ソニー銀行 | 変動・固定セレクト住宅ローン | 借入れ額の2.20% | 無料 |
住宅ローン | 4万4000円 | ||
住宅ローン | 4万4000円 | ||
イオン銀行 | 定額型 | 11万円 ※定率型より金利が年0.2%上乗せ | 無料 |
定率型 | 借入れ額の2.20% ※最低22万円 |
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三菱UFJ銀行「住宅ローン」 | 借入れ額の2.20% | 無料 |
「団体信用生命保険」一覧
団体信用生命保険 | |
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住信SBIネット銀行「住宅ローン」 | 団信、全疾病保障ともに無料 |
住信SBIネット銀行「ネット専用住宅ローン」 | 団信、全疾病保障ともに無料 ガン診断給付金特約も無料(女性のみ) |
ARUHI「フラット35」 | 不加入は金利0.20~0.28%引下げ |
ソニー銀行 | 無料 がん団信50:無料 がん団信100:金利に0.1%上乗せ 3大疾病団信:金利に0.2%上乗せ 生活習慣病団信&がん団信100:金利に0.2%上乗せ |
イオン銀行 | 無料 全疾病保障:金利に0.1%上乗せ がん保障:金利に0.2%上乗せ 8疾病保障:金利に0.3%上乗せ |
三菱UFJ銀行「住宅ローン」 | 無料 7大疾病保障:金利0.3%上乗せ |
まとめ
住宅ローンの借り換えは、残債の圧縮だけでなく、毎月の返済額を変えずに期間を短縮して、定年前にローンを終えるなどの安心感を得ることもできる。
また、今の低金利の時期に変動金利から固定金利に借り換えておけば、将来の金利変動に怯えることもなくなるね。



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