ロボアド18社の比較|いまオススメできない理由

最近話題のロボアドバイザー(ロボアド)は、長期投資をサポートしてくれる近未来的な資産運用ツール。手数料はファンドラップの半分以下で、投資もリバランスも全自動。非常に便利そうですが、詳しく調査した結果、今はまだオススメできないという結果になりました。
ロボアドバイザーとは?メリットとデメリット

ヤマコン
まいど、投資が趣味のヤマザキOKコンピュータです。
今回は、いま話題の人工知能を活用した投資システム「ロボアドバイザー」を解説します。

近年、人工知能関連の技術が急激な発達を見せています。
投資の世界でも従来の自動売買システム(システムトレードなど)とは比べ物にならないほど優秀なAIの開発が進んでいます。

これを応用して商品化されたものが、ロボアドバイザーです。

ロボアドバイザー(通称:ロボアド)は、最先端のAI(人工知能)が投資の手助けをしてくれる資産運用の補助ツールです。
ロボットが代わりに資産運用してくれるので、投資に必要とされる最低限の知識・強い意志・手入れに費やす時間などは一切必要ありません。

すでに金融機関をはじめとした多くの企業がロボアドバイザーのサービスを展開しており、投資業界でいま最も熱いジャンルの一つとなっています。

これに似たサービスとしては、投資のプロが私たちの代わりに資産を運用してくれる「ファンドラップ」というものがありますが、こちらは最低運用資金が300万円程度とハードルがかなり高め。
そして何より、手数料が高いというデメリットがあります。

ざっきー君
でも、ロボアドバイザーだって最先端の人工知能なんか使ってるわけだから……
お高いんでしょ~?
ヤマコン
それが、お安いんです!なんと無料で使えるロボもあるんですね~

というわけで今回は、いま最も期待される投資システム「ロボアド」を徹底分析!

  • 具体的にどんなサービスなのか
  • 手数料は安いのか
  • いくらあれば始められるのか
  • どれくらいの効果が期待できるのか
  • iDeCoやNISAと併用できるのか
  • 実際に使い物になるのか
  •  
    などなど、ロボアドについて詳しく調査してみました!
    まずは、現在稼動しているロボアドを一覧で比較してみたので、こちらをご覧ください。

    ロボアド運用タイプ投資対象対象商品運用管理手数料
    (年率・最大値・税別)
    最低投資金額運営会社
    Wealth Navi投資一任運用型ETF株式米国上場ETF1%30万円ウェルスナビ
    WealthNavi for SBI証券米国上場ETF1%30万円SBI証券
    WealthNavi for 住信SBIネット銀行米国上場ETF1%30万円 住信SBIネット銀行
    THEO海外のETF1%10万円お金のデザイン
    MSV LIFE東証上場ETF0.648%1万円マネックス・セゾン・バンガード投資顧問
    8 Now!米国上場ETF0.88%1万円エイト証券
    クロエ東証上場ETF0.88%1万円エイト証券
    楽ラップ投資信託投資信託0.702%10万円楽天証券
    ダイワファンドラップ投資信託(専用ファンド)1%50万円大和証券
    SBIファンドロボアドバイス型投資信託投資信託
    無料なしSBI証券
    fund eye投資信託SMBC日興証券
    FUND ME投資信託カブドットコム証券
    野村のゴールベース投資信託(のむラップ・ファンド)野村證券
    投信工房投資信託松井証券
    ロボのぶくん投資信託楽天証券
    SMART FOLIO投資信託(i-mizuhoインデックスシリーズ)みずほ銀行
    PORTSTAR投資信託(eMaxisバランスシリーズのみ)三菱UFJ国際投信
    カライス投資信託(eMaxisバランスシリーズのみ)東海東京証券

    ロボアドバイザー(ロボアド)とは?

    ロボアドには大きく分けて二種類のシステムがあります。

    お金を預けることで自動で売買までしてくれる運用一任型
    運用の指示だけくれるアドバイス型です。

    2つともロボアドと呼ばれていますがサービス内容も契約内容も全く別物なので分けて考えましょう。

    運用一任型のロボアド

    投資一任型ロボアドの図解
    運用一任型ロボアドは簡単でわかりやすい
    運用一任型のロボアドは、いわばファンドラップのAI版

    投資のプロではなく、人工知能が管理する口座に資産を預けて「投資一任契約」を結びます。
    これは業者が顧客の代わりに投資判断や投資に必要な権限を委任されて投資を行うという内容の契約です。

    所有資産や運用目的、リスクとリターンなど、各社が用意した質問に答えると、人工知能が最適な投資先を選出し、自動的に分散投資していきます。
    ある程度の方向性は指示することができますが、具体的な投資先は人工知能が決定します。

    預けた資産は全て人工知能によって管理され、常に最適な資産バランスになるよう自動的に売買されるため、本来ならば自分でやらなければならないリバランスをする手間が省け、お手軽に資産運用することができます。

    リバランスとは

    リバランスとは?図解
    株価は常に変動するため、上図のように4つの投資先に等しく投資したとしても時間が経つとバランスが崩れてしまいます。
    そこで、定期的に見直して売買し、資産の分散バランスを調整することをリバランスと言います。
    頻繁に調整したほうがリスクに強くなりますが、調整時には金融商品の売買手数料などのコストがかかります。

    ファンドラップとの違い

     ロボアドファンドラップ
    最低投資金額1万以上
    (MSV LIFEなど)
    300万以上
    (大和証券など)
    手数料
    (年率・信託報酬込み)
    1~1.5%前後2~3%前後
    投資対象主にETF投資信託のみ

    ロボアドは人工知能が最適なポートフォリオを構築してくれるサービスです。
    パソコンやスマートフォンから全ての設定が行えるので非常にお手軽ですが、ファンドラップと違って証券マンに対面で相談することはできません。

    その代わりコストが安いのが特徴です。
    運営側としても人件費の削減になっているので、安いからリターンが小さいとか、リスクが大きいというわけでもありません。

    我々投資家からすると低コストで充分なサポートを受けられることになります。

    また、ロボアドによっては1万円からの運用が可能で、小規模な運用を望む個人投資家にも対応しています。

    ざっきー君
    上の表のファンドラップの手数料だけど、300万円の3%って……9万円?
    ヤマコン
    うん。例えば10万円の利益が出たとしても1万円しか受け取れないね。
    ざっきー君
    高ーい!
    ってことは、もし損失が出たら補償されたりするの?
    ヤマコン
    いや、ファンドラップのリスクは100%投資家(利用者)の負担だよ。
    リスクとリターンのバランスが悪いから、基本的に使わないほうが良いと思う!
    ざっきー君
    えぇ~、それなら手数料が約半分の人工知能に預けた方がいい気がするよなあ。

    アドバイス型のロボアド

    アドバイス型のロボアドの図解
    アドバイス型のロボアドは意味ない
    アドバイス型のロボアドは「投資一任型」と違って、特別な契約を結ぶことはありません。

    いくつかの質問に答えると、各社のAIが最適な投資信託を1本あるいは複数紹介してくれるという非常にシンプルなサービスです。
    基本的に利用手数料などは発生しません。

    実際の入金から金融商品の購入までは自分で行うことになります。

    ほとんどのアドバイス型ロボアドは人工知能とは名ばかりの、購入商品を絞り込むための質問チャートです。
    これらは全くと言っていいほど使い物になりません。

    中でも野村のゴールベースは特にひどく、

    ・部屋の中央と壁際、どちらのソファ座るか
    ・可愛いノラ猫にエサあげるか

    など、資産運用とまるで関係のない質問に答えなければなりません。

    初心者を取り入れるためにポップな作り方をしたいのはわかりますが、このような質問の回答で大事な資産の運用先を決められてしまってはたまりません。

    ヤマコン
    僕は「IPOのとき以外、野村證券を使うのはやめよう」と思いました。

    また、みずほ銀行のSMART FOLIOや、三菱UFJ国際投信のPORTSTARなど、一部のアドバイス型ロボアドは「自社で運営しているバランス投信」しかおすすめしてこないので、全く中立ではなく、とても投資家の利益を考えているとは思えません。ただの自社商品を売るためのツールとして展開されるサービスです。

    ざっきー君
    ロボをそんなことに使うなんて許せねえ!
    とんだ悪党だな!
    ヤマコン
    いや、ひと通り試したけど銀行の窓口でおすすめしてくる投資信託なんかに比べたら全然マシだったよ!
    でもロボが流行ってきたら、もっとひどいのも出てくるかもね。
    ざっきー君
    そっか、ちょっと言い過ぎちまったかな!
    みずほ、みつびし、ごめんな!

    自社運営ではない投資信託をフェアにおすすめしてくれるロボアドもあります。

    SMBC日興証券のfund eyeは、今持っている投資信託の種類と数量を登録すれば、「最適なバランスとどれくらいかけ離れているか」チェックできる機能が付いています。
    コストや過去の成果、対応するリスクなどを考慮し、中立的な目線に立って投資信託をチョイスしてくれるので、分散投資の参考にはなるかもしれません。

    ヤマコン
    このツールを無料で利用できるのはラッキーかも!
    複雑なポートフォリオを組みたい人には参考になりそう。

    ロボアドのメリットとデメリット

    アドバイス型のロボアドは手数料がかかるわけでもないので参考程度に使えば良いとして、問題は投資一任型のロボアドです。

    本当にお金を預けるだけの価値があるサービスなのでしょうか。

    ここでメリットとデメリットをおさらいしてみましょう。

    ロボアドのメリット

    投資一任型のロボアドを使えば、「誰でも」「簡単に」「分散投資」ができます。

    投資の入門書にはよく「最低限の知識と強い意志が必要」なんてことが書かれています。

    たしかに、株式や投資信託などの金融商品のアップダウンにはどうしても一喜一憂してしまうもの。
    頭ではわかっていても、感情に左右されて非合理的な資産運用をしてしまうこともあります。

    しかし、投資一任型のロボアドならばAIに資産の管理を全て委ねるので、感情に流されて非合理的な決済をすることは一切ありません。簡単な質問に答えるだけで、人工知能がはじき出す「理想的な資産分配」に沿って自動的に運用してくれます。

    つまり、ロボアドの力を借りれば「最低限の知識」も「強い意志」も必要ありません。
    初心者が最初につまづくハードルを飛び越えて、すぐに資産運用を始めることができます。

    また、運用中は自動的にバランス調整もしてれるので、手間も時間も使わずに複雑なポートフォリオをキープできます。

    これらは初心者が長期投資する上で大きなメリットのように見えます。

    ざっきー君
    おいらみたいな初心者からすると、投資のハードルを下げてくれるのはとてもありがたいね!
    ヤマコン
    そうだね。投資一任型のロボアドなら、お金預けて目標決めるだけだから、本当に簡単だよ。
    でも問題はコストだね!そのあたりもチェックしてみよう!

    ロボアドのデメリット

    投資一任型のロボアドは、手数料がかかることと、NISAやiDeCoが使えないことから税金も支払う必要があり、投資のコストが大きくなってしまうというデメリットがあります。

    ロボアドのコスト

    投資一任型のロボアドのコストは基本的に運用管理手数料信託報酬税金の三種類。
    ※ 為替手数料と売買手数料がかかる場合もあります。

    例えばロボアド業界大手のWealth Naviの手数料は以下の通り。

    WealthNaviの手数料

    運用管理手数料(年率・消費税別)
    預け資産3000万円まで:1%
    預け資産3000万円超:0.5%

    ETF経費率(年率)
    0.11~0.14%

    WealthNaviは上に挙げた以外の手数料(入金積立手数料・為替手数料・売買委託手数料など)が無料なので、年間手数料は最大でも1.14%ということになります。

    ざっきー君
    これで分散投資できるなら安いんじゃないの?
    ヤマコン
    まあファンドラップよりはだいぶ良いね。
    でも長期の分散投資をやりたいだけなら、iDeCo(個人型の確定拠出年金)を使った方が圧倒的にお得だよ。

    iDeCoを使えばもっとお得に分散投資が可能

    iDeCoとは
    iDeCo(個人型確定拠出型年金)とは、月々積み立てた掛金を金融商品で運用し、60歳以降に年金または一時金で受け取ることができる制度のこと。
    iDeCoの掛金は全額所得控除になるので、本来ならば支払わなければならない所得税・住民税が減ります。

    また、運用で得た利益にも税金がかかりません。

    月々積み立てられる金額・運用できる商品・受け取るタイミングなどいくつかの厳しい制約がありますが、とんでもなく手厚い税制優遇があるために、実質的にやるだけで儲かるような状態になっています。

    ただしこちらはあくまで「投資」ではなく「自分で積み立てて運用する個人年金」という位置付けなので、60歳になるまで引き落とすことができません。
    その点、ロボアドはいつでも払い戻すことが可能です。

    iDeCoのやり方

    確定拠出年金のやり方
    iDeCoは証券会社や銀行に申し込んで加入し、積立額運用商品自分で選んで運用していきます。

    選べる商品と運営にかかる手数料は加入する金融機関によって変わるので、最初の金融機関選びが重要です。

    マネックス証券のiDeCoは金融機関手数料が無料で信託報酬も激安な商品が揃っています。

    低コストのインデックス投信のほか、人気のアクティブ投信ジェイリバイブも揃っているので、今からiDeCo口座を作る方には最もおすすめの金融機関です。
    SBI証券楽天証券もかなり近い水準で展開しているので、これらの証券口座をすでにお持ちの方は、そちらで運用しても問題ありません。

    ヤマコン
    60歳までしか運用できないので、なるべく早く始めた方がお得!
    金融機関口座管理手数料
    (月額)
    選べる商品の数
    SBI証券
    おすすめ!
    0円62種類
    楽天証券0円28種類
    大和証券0円16種類
    野村証券残高200万円以上:370円
    残高100円以上200万円未満:415円
    100万円未満:450円
    ※2018年3月まで無料
    19種類
    岡三証券372円40種類
    三菱東京UFJ銀行ライトコース:255円
    標準コース:378円
    ライトコース:10種類
    標準コース:24種類
    スルガ銀行0円
    ※掛け金が拠出されないと月額270円、残高50万円以上は無料
    33種類

    iDeCoのメリット

    iDeCoで積み立てたお金は全て所得控除の対象になるので、普段給料から天引きされている所得税や住民税が安くなります。

    積み立てる金額は毎月最低5000円から。
    上限は雇用環境や扶養の有無によって変わります。

    最も一般的なサラリーマンで2万3000円まで。
    自営業なら6万8000円まで積み立てることができます。

    iDeCoの限度額

    例えば、課税所得が300万円の独身サラリーマンの場合、所得税と住民税は合わせて年間51万円ほどかかります。
    iDeCoを活用して2万3000円×12か月積み立てた場合は、これが年間45万5000円ほどまで下がります。

    差額の約5万5000円は自由に使うことができるので、実質的に収入が増えていると考えることができます。

    これを30歳から60歳までの30年間続けた場合、節税効果だけで約165万円。
    もし運用益が出なかったとしても、これだけのメリットがあります。

    また、投資の利益には本来20.315%の課税が発生しますが、iDeCoは非課税で受け取ることができます。

    このメリットを生かす為にも投資信託での運用がおすすめです。

    ただし、投資信託での運用にはある程度のリスクがあります。

    iDeCoで運用できる商品の中には定期預金保険商品といった元本保証型の商品もあるので、これらを活用すれば価格変動リスクなしで節税メリットを受けることができます。

    確実にこれだけの効果を得られる商品というのは現状iDeCo以外にはありません。

    「60歳まで下ろせない」というデメリットを考慮しても「20~60歳で所得税を支払っている全ての人」におすすめできる資産運用方法です。

    ざっきー君
    でもやっぱり60歳まで払い戻せないのは厳しいなあ。
    ロボアドにした方が良いかな?
    ヤマコン
    「いつでも下ろせるからロボアドにする」っていうのは合理的とは言えないね。
    どうせ短期で投資するならロボアドでリバランスする必要もないから手数料かけるだけ無駄。普通にETFか投資信託買ったほうが安いし自由が利くよ。
    ざっきー君
    たしかに!投資信託で長期運用するならiDeCoが良いのか~

    短期~中長期投資ならNISAで安く買う

    資産運用の期間が短ければ短いほどリバランスの必要性が薄くなり、ロボアドに対して1%前後の手数料を支払うだけのメリットが期待できません。

    それならばロボアドを使わず、シンプルにETFを購入した方がコストが安く済むので利益が出るチャンスが増えると考えられます。

    ETFとは、日経平均株価(日経225)や東証株価指数(TOPIX)など、それぞれの指標に連動した運用成果を目指す「上場インデックスファンド」のこと。

    例えば日経225に連動するETFを買うと、日本を代表する225社の株をちょっとずつ全種類買ったのと同じようなことになります。

    実際に日経225の全銘柄を買うとなると億単位の大金が必要となりますが、ETFならば最低1万7000円前後あれば投資できます。

    ETFで海外に投資するメリット

    ETFには様々な銘柄があり、アメリカ経済の代表的な500銘柄に関連する指標S&P500や、ドイツ経済の代表的な30銘柄の平均株価であるDAX30など、海外の指標に連動するものも数多く販売されています。

    このようなETFを何種類か購入するだけでも分散投資は可能ですし、「それも面倒だ」という方は1銘柄購入するだけで世界中に分散投資できるETFも存在します。

    例えば、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(通称:VT)というETFは約47か国の約8000銘柄で構成されています。

    VTはコストも安く、とにかく分散効果が高いのが特徴です。
    世界への分散投資を一本で完結できる商品として、ETFの中でも人気のある銘柄です。

    ETFは手軽に売買できる

    投資信託と違ってあくまで株式扱いなので、通常の株式と同じように証券口座からいつでも売買可能。面倒な手続きなどはありません。

    もしすでに証券口座を持っている場合は、普段使っている口座で売買できるので、新たに口座を開く必要もありません。

    ETFは手数料が安い

    ETFは低コストでの運用が可能です。

    ETFの取引にかかるコストには「信託報酬」と「売買手数料」の2つ。
    海外ETFの場合は「為替手数料」も発生します。
    ちなみに、先ほどの「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」はアメリカに上場しているので海外ETFの扱いとなります。

    信託報酬購入する銘柄ごとに設定されており、
    売買手数料為替手数料利用する証券会社ごとに設定されています。

    証券会社ごとの海外株売買手数料と為替手数料

    証券会社売買手数料為替手数料
    SBI証券約定額の0.45%
    (最低5ドル/最高20ドルでストップ)
    0.25円
    マネックス証券約定額の0.45%
    (最低5ドル/最高20ドルでストップ)
    0.25円
    楽天証券25ドル0.25円
    銘柄名主な投資対象信託報酬(年間)
    バンガード トータル ワールドストック ETF世界中の大型株式0.11%
    バンガード FTSE エマージングマーケッツETF新興国の株式
    (中国・ブラジル、南アフリカなど)
    0.14%
    iシェアーズ MSCI コクサイ ETF先進国(米国、イギリス、カナダなど)0.25%

    例えば、先ほど挙げた「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」の信託報酬年0.11%のみ。

    これをSBI証券で購入した場合、
    売買手数料が約定額の0.45%
    為替手数料が1ドルあたり0.15円発生します。
    (住信SBIネット銀行利用時)

    ただしSBI証券のNISA口座の売買手数料は、
    国内株式ならば買付、売却ともに0円
    海外ETFならば買付時に限り0円となります。)

    例:SBI証券のNISA口座でVTを100万円分購入した場合

    毎年かかる手数料
    ・信託報酬 0.11%
    =1100円(毎年)

    購入時にかかる手数料
    ・売買手数料 0円
    ・為替手数料 1400円前後
    =約1400円(購入時)

    (1ドル=110円で計算)

    NISAを利用すれば税金がかからない

    ETFは通常の株式取引と同様、NISA口座で購入可能。

    NISA(少額投資非課税制度)は年間120万円まで毎の少額投資ならば、5年間税金がかからないというお得な制度です。

    本来ならば投資(ロボアド・ETF含む)で得た利益には約20%の税金がかかります。

    nisaを使わない場合、20%は税金で取られる
    例:100万円で購入した株が、売却時に200万円になっていた場合

    100万円(購入額)+100万円(利益)−20万円(税金)
    =180万円

    NISAのわかりやすい説明
    もしこの株をNISAで購入した場合は税金がかからないので、利益をまるまる手に入れることができます。

    (VTなどの米国上場ETFの場合は、分配金に対して米国の課税10%が適用される)

    ヤマコン
    税金は資産運用する上で大きなコスト!
    NISAとETFの組み合わせは、最低限のコストで分散投資できる強力な組み合わせだよ!

    ロボアドの使い道はあるか

    資産形成をする上で投資一任型のロボアドは非常に便利そうですが

    ・ロボアドの手数料

    ・ETFの信託報酬

    ・税金

    という多重のコストを払って余りあるほどのリターンはないというのが私の見解です。
    それならばiDeCoNISAを利用して、確実なマイナスリターンである税金や売買手数料を排除していった方が合理的で高効率な運用が期待できます。

    また、Wealth Navi以外のロボアドは投資において重要な要素である「節税」をまるで意識していません。
    これでは、本当に顧客の利益を考えているとは思えません。サービスがまだ資産運用を任せられるレベルに達していないと感じています。

    使うならこのロボアド

    ロボアド対象商品運用管理手数料
    (年率・最大値・税別)
    最低投資金額自動積立機能自動節税機能
    Wealth Navi米国上場ETF1%30万円毎月1万円~
    WealthNavi for SBI証券米国上場ETF1%30万円毎月1万円~
    WealthNavi for 住信SBIネット銀行米国上場ETF1%30万円 毎月1万円~
    THEO海外のETF1%10万円毎月1万円~×
    MSV LIFE東証上場ETF0.648%1万円毎月1000円~×
    8 Now!米国上場ETF0.88%1万円××
    クロエ東証上場ETF0.88%1万円××

    Wealth Navi自動税金最適化機能(DeTAX)自動積立機能が搭載されているほか、公式サイトも分かりやすく、今のところ頭ひとつ抜けている印象です。
    1万円から投資できるロボアドが多い中、最低投資額が30万円からと若干高めですが、1万円を分散投資する理由も特にないので、全く問題ありません。

    ヤマコン
    個人的に期待しているサービスです!

    ロボアドのまとめ

    この記事を書くにあたってロボアドのカウンセリングをいくつも試しましたが、年齢・収入・投資に対する意欲を聞かれるばかりで、所有不動産・保険・年金・iDeCo・車・遺産・退職金の有無など、分散割合を決めるにあたって重要な質問が全くなくせっかくの人工知能がまるで活きていない幼稚なプログラムばかりだと感じました。

    一方、人工知能技術自体は急激に進歩していて、将棋のAIはここ数年で名人を破るほど強くなっています。

    製作側の能力次第ではありますが、ロボアドが投資のプロの運用成績をコンスタントに上回っていく可能性は大きいと考えています。

    また、コストの問題ですが、SBI証券や楽天証券は価格で争いがちなので、手数料の価格破壊を仕掛けてくることが予想されます。これは時間の問題ではないでしょうか。
    それでも税金を避けられないのがロボアドの弱み。

    投資一任型のロボアドはNISAやiDeCoで購入することができませんが、実績を積んでロボアドの有用性が証明されていけば、2018年から始まる「つみたてNISA」などの対象商品に選ばれる可能性もあります。

    このような理由から、ロボアドの利用価値は今後上がっていくと考えています。
    今のところ買う気はありませんが、今後に期待できるサービスです。

    ヤマコン
    僕は手数料ゼロか、非課税で利用できるようになるまでは使わないね!
    ざっきー君
    ロボはまだ旬がきてないんだね。
    じゃあ結局何買えば良いんだっけ?
    ヤマコン
    分散投資したいなら、まずはとにかくiDeCo外国株インデックス
    利益が非課税な上に住民税や所得税も減るからね。もしやるなら金融機関手数料無料で低信託報酬のマネックス証券がおすすめだよ。
    ざっきー君
    でもおいらロボ欲しいな。
    iDeCoを限界まで買えばロボやってもいい?
    ヤマコン
    いや、その次は2018年からはじまるつみたてNISAニッセイ外国株式インデックスファンドを買うかな。
    利益が非課税、現行のNISAより長期間運用できるからね。
    これはSBI証券が良いよ。取引手数料が安いし、取扱商品も多い。
    ざっきー君
    え~ロボが欲しいよ~
    それ終わったらロボやってもいい?
    ヤマコン
    いや、まだロボの出番はないね。老後資産が足りないと思うなら個人向け国債で、もっと増やしたいなら株の買い増しかな。
    ざっきー君
    それでも余ったらロボやってもいい?
    ヤマコン
    そんなにお金あるなら、アマゾンで巨大ロボ買っちゃえば?
    ざっきー君
    うわ~!!かっこいい!!おいら仕事がんばってこれ買う~!!

    というわけで以上、ロボアド18社の比較|いまオススメできない理由でした!
    それではまた!

    Can You Survive?


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    ざっきー君
    おいらFXしかやったことないけど、投資って色々あるっぽいよ。
    むずかしいよな。

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    ざっきー君
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