NFT元年/2021年に起きたNFT高額落札事例とNFTの歴史

NFT元年/2021年に起きたNFT高額落札事例とNFTの歴史

 

ペースケ
工事さん、2021年の流行語大賞は大谷翔平のリアル二刀流/ショータイムだったけど、

オレの中では今年の流行語大賞は「NFT」ですね。

ナカモトさん
私はドリフターズの一員じゃありません。ただのナカモトです。どちらかというとサトシです。

そうですね、今年はNFTのことが日本のテレビ番組でも取り上げられましたね。まぁそれ以上に大谷くんのNewsは毎日テレビで放送されていました。

ペースケ
そんな大谷翔平も、世界的な仮想通貨取引所(世界3位の規模)の「FTX」とグローバル・アンバサダー契約をして、報酬を全額暗号資産と株式で受け取るっていうんだから、仮想通貨もNFTもきてますよね!
ナカモトさん
そうですねー。

 

ペースケ
工事さん、今年はNFTの高額落札ニュースがたくさん出ましたよね。その辺の流れを教えてもらいたいです。
ナカモトさん
はい、今年はNFT作品の高額落札が続き、それがNewsになってNFTの認知度を一気に上げました。まとめて紹介します。

Beepleの「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」が75億円で落札

ナカモトさん
まずとにかく、NFTを一気に有名にしたのがBeepleくんの「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」ですね。この作品が世界で最も有名なオークション会場の一つクリスティーズで約75億円で落札されました。

Beepleくん(本名:マイク・ヴィンケルマン)の作品「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」が約6935万ドル(約75億円)で2021年3月11日に落札されました。これが今年のNFTバブルのはじまりだったのです。

この作品はBeepleくんが2007年5月1日から13年間と半年毎日1つの作品をつくり続けてきた5000枚」の作品を、一つの絵に貼り合わせたものです。

実際の作品はクリスティーズのサイトで見られます>>「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」

ペースケ
やっぱり75億円のインパクトはデカかったですよね。
ナカモトさん
はい、75億円は説明不能な値段です。買ったのがNFTファンド「Metapurse」の創設者であるMetakovan(メタコバン)くんというのも、ちょっと匂いますね。
ペースケ
どういうことですか?
ナカモトさん
NFTの話題作りのために、あえてものすごい高額で購入したのかもしれません。

実際にこのNewsでNFTアートは一気に世界中で注目されました。

ペースケ
あー、そういうこともあるんですね!
ナカモトさん
購入したメタコバンくんもインド出身ですが、GoogleのCEO「サンダー・ピチャイ」くんや、Microsoftの「サティア・ナデラ」くん、IBM、AdobeのCEOもインド出身です。

仮想通貨・NFT関連を含め、これからのデジタル産業でインド人やインド企業の躍進がさらに大きくなるはずです。これまでのデジタル産業の中心地はアメリカのシリコンバレーに一極集中していましたが、今後はインドをはじめ中国などのアジア地域からもすごい企業が出てくると思いますよ。

次に紹介するジャック・ドーシーくんの初ツイートを落札したのも、マレーシアのソフトウエア会社のCEOです。

ペースケ
日本企業にもがんばってもらいたいっすね。

ジャック・ドーシーの初ツイートが3億1000万円で落札

ナカモトさん
NFTアートが75億円で落札されたというニュースが世界中を駆け巡り、その興奮さめやらぬ11日後の2021年3月22日、今度はTwitter創業者であるジャック・ドーシーくんの初ツイート(2006年3月21日に投稿)をNFT化したものが、約291万ドル(約3億1千万円)で落札されました。

↓ジャック・ドーシーくんの実際の初ツイート

 

ペースケ
これはアート的価値というよりは、SNS時代の始まりを象徴する作品として価値が認められたってことでしたよね。
ナカモトさん
そうですそうです。時代の節目を象徴する作品として、ものすごく価値があるものです。このツイートからWebのSNS時代がはじまったわけです。

リアルのアート作品もこのような歴史的背景があると価値が出ます

こうしてNFTが75億円や3億円で落札されたNewsが広がり、完全にNFTバブルに突入します。そして日本人アーティストにもその影響が及びます。

せきぐち あいみのVRアートが1300万円で落札

ナカモトさん
ジャック・ドーシーくんの初ツイートNFTが3億円で落札された3日後の2021年3月25日、日本人のVRアーティストである「せきぐちあいみ」くんのVRアート作品「Alternate dimension 幻想絢爛」をNFT化したものが約1300万円で落札されたのです。
ペースケ
VRアート! 見たことないですが、ヘッドマウントディスプレイをつけたら、すごい立体的なアートが見られるんでしょうね。
ナカモトさん
せきぐちあいみくんは、海外を中心にライブでVRアート作品をつくるパフォーマンスを行っていました。そういう地道な活動をしていましたが、Beepleくんやジャック・ドーシーくんのように世界的に有名だったわけではありません

しかし、このNFTの大きなうねりにうまく乗ることができ、1300万円という金額で作品が落札されたんだと思います。簡単にコピーができてしまうVRアートをNFT化することができたおかげで、このような価格がついたんですね。

↓VRアートが落札されたときの、せきぐちあいみくん本人のツイート

ナカモトさん
VRは映画を見たり、仮想空間でミーティングをしたりと使う人が増えていくと思います。

インターネットもセクシーコンテンツを見るために一気に使われましたが、もしかしたらVRもセクシーコンテンツが一気に普及を後押しするのかもしれません。

ペースケ
エロコンテンツ、間違いないっすね。オレもVRでエッチな動画は見てますから(照)

波多野 結衣のデジタル写真が総額1億6000万円で完売

ナカモトさん
NFTとセクシーコンテンツの相性もよく、セクシー女優の「波多野 結衣(はたの ゆい)」くんは自身のデジタル写真をNFT化して、限定3000枚を2021年5月6日に発売。

それがなんとたった7分で完売したんです。その売上合計金額は2377 BNB(約1億6000万円、BNB=Binance Coin)。

ペースケ
すっごいですよね。まぁでも、結衣ちゃんはカードの売り方がうまかったですよね。
ナカモトさん
そうなんです。カードの中身は開けてみるまでわからない売れ残ったカードは焼却されてしまい二度と買うことができないなど、ファンにとっては何枚も買いたくなる仕掛けになっています。
ペースケ
あと結衣ちゃんは台湾や中国でもメチャメチャ人気あるんですよ。販売サイトは中国語にも対応してましたからね。

8歳のZombie Zoo KeeperのNFTアート取引総額が4400万円以上

ナカモトさん
詳しいですね……

そして日本でNFTの認知度を一気に上げたのは8歳の日本人NFTアーティスト「Zombie Zoo Keeper」くんでしょう。

ペースケ
オレもゾンビズーくんをテレビで見て、自分の子供たちにやらせようと思いましたからね。インパクト大きかったですね。
ナカモトさん
小学3年生の日本人NFTアーティストZombie Zoo Keeperくんが夏休みの自由研究で取り組んだ「NFTアート」の3作品を、音楽プロデューサーで有名なSteve Aoki(スティーヴ・アオキ)くんが合計6ETH(約240万円)で2021年9月17日に購入しました。

この日本の小学3年生のNFT作品が数百万円、数千万円で取引されているというインパクト・News valueに多くのテレビ局が興味を持ち、テレビ放映に繋がりましたね。

Zombie Zoo Keeperくんのことは、↓この記事で見てください。

小学3年生Zombie Zoo Keeperから学ぶNFTアートと投資術

 

NFTの歴史、CryptoPunksが分岐点

ナカモトさん
最後にNFTの歴史を少し書いておきます。歴史といっても、まだ6年ぐらいしかありません

最初のNFTは2015年10月にロンドンで開催されたイーサリアム初のデベロッパー・カンファレンスのデモンストレーションとしてつくられました。しかしそのときつくった457個の作品は、NFTバブルが起きる今年の3月まで売れ残っていたのです。

少しずつNFTが注目を浴びだしたのは2017年初めです。アメリカのスタートアップ企業が24ピクセル×24ピクセルの小さなドットで表現した顔の画像をコンピュータで自動生成するツールを開発したことが発端でした。

この画像は昔のコンピューターゲームのキャラクターのようなカクカクした雰囲気で、すべての作品が少しずつ違っていました。

CryptoPunks

OpenSeaのCryptoPunks販売ページ参照 https://opensea.io/collection/cryptopunks

そして2017年6月にまだ規格として確定もしていないNFTを使い、これらの画像(パンク)を「CryptoPunks(クリプトパンク)」という名前をつけて、1万枚も無償配布したのです。

当時はイーサリアムのガス代(手数料)である数セントを払うだけで、この小さな画像を自分のモノにすることができました

つまりビットコインと同じように、NFTもギーク(デジタル分野のイノベーター層)の中で遊びのようにはじまったのです。

そしてNFTの技術が認知されていくと、このCryptoPunksは最初のNFTアート作品ということで徐々に値段がつき、それが高騰していきました。

ペースケ
今やCryptoPunksはかなり有名ですよね? それを無料で配っていたんですか~
ナカモトさん
はい、CryptoPunksは最古のNFTアートということで、今ではパンク(画像)は数百万から数億円で取引されています。

実はBeepleくんの「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」が2021年3月11日に75億円で落札される数時間前、CryptoPunksの小さな帽子をかぶった宇宙人のパンクが約750万ドル(約8億2000万円)で落札されたんです。

ペースケ
無料で配っていた画像が、はっ8億円!?

そしてCryptoPunksの無料配布がはじまった3か月後の2017年11月NFTのスマートコントラクトの規格がERC-721として定められました。

その2か月後の2017年11月にはカナダのAxiom Zen社がNFTを活用したゲーム「CryptoKitties」をリリース。1か月間で18万人のユーザを集めました。

ゲームの内容は猫を集めること。猫はすべて特徴があり、同じものが存在しないんです。そして集めた猫をペアリング(交配)することで親の個性を引き継ぎ、様々な模様を持った子猫ができます。これをNFT化して、珍しい猫を貸し出したり売買できる仕組みにしたのです。

珍しい模様の猫は1000万円以上で取引されたんですね。そうなると一獲千金を狙うユーザーが集まってきて、1日の取引量が3000万ドル(約33億円)を超えるようなゲームになりました。

↓CryptoKittiesの紹介動画(イメージが掴めます)

 

2017年12月には世界初のNFT作品のマーケットプレイスである「OpenSea」が開設。今では世界一のマーケットプレイスになっています。

ペースケ
そして2021年の今年、さまざまなNFT作品の高額落札が起きて、NFT元年となったわけですね。
ナカモトさん
そうですね。つまりNFTはこれからです。とてつもないゲームが誕生するでしょうし、メタバースで使う人が増えてくるでしょう。

ゲームやメタバースの中だけで、生活していけるお金を稼ぐ人がたくさん現れるでしょうね。

ペースケ
オレ、ワクワクしてきました。仮想通貨に投資するだけじゃなく、NFTを使ったゲームもやっていきます!
ナカモトさん
はい、是非新しい世界を楽しんでください。

NFTを購入するには通常イーサリアムが必要なので、仮想通貨取引所の口座を開設しておく必要があります。このページを参考にしてみてください>> 仮想通貨・暗号資産取引所比較|初心者はどこがいい?

 

NFTの取引所についてはこの記事が参考になります>> 国内のNFTマーケットプレイス比較|日本円で買える?手数料は

それでは。Can you survive?

 

参照書籍・記事
だれにでもわかる NFTの解説書:足立 明穂 著
75億円のNFT作品落札者は世界最大のNFTファンド創設者・Metakovan:美術手帳
Twitter創業者ドーシーCEOの初投稿、3億円で落札:日経新聞
非代替性トークン:Wikipedia
イーサリアムの「最古のNFTプロジェクト」CryptoPunksをめぐる驚くべき熱狂:TechCrunch Japan
CryptoKitties:Wikipedia