外資系企業に転職するための注意点。必要な英語力は?

外資系企業に転職するための注意点。必要な英語力は?

 

せいきゅん岩崎
転職口コミサイトであるOpneWorkは、「働きがいのある企業ランキング2020」を発表。

転職口コミサイトとは企業版の食べログのようなもので、実際に働いている社員や元社員の口コミが集まるサイト。

順位は以下の通りだ。

順位企業名評価点
1位
セールスフォース・ドットコム
4.72
2位
グーグル
4.64
3位
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)
4.61
4位
ボストン・コンサルティング・グループ
4.61
5位
三井不動産
4.59
6位
プルデンシャル生命保険
4.56
7位
シスコシステムズ
4.53
8位
A.T. カーニー
4.46
9位
中外製薬
4.43
10位
アシスト
4.40
出典:https://www.vorkers.com/award/

この中で、7割が外資系企業なのだ!赤文字が外資系企業

当たり前だが、日本にある会社の99%は日本企業なのに、働きがいのある企業ランキング上位10社のうち7社が外資系企業って凄くないか?

本記事では外資系企業について概要から転職方法まで徹底的に解説していく!

タカシ
せいきゅん、僕、外資系企業に転職したいっす!
せいきゅん
ほー。外資系ね。大変だけど、いいかもね。
タカシ
いいスーツ着て、しゃれおつなオフィスで、英語で会話とか、夢しかねーっす!
せいきゅん
タカシって、英語しゃべられるんだっけ?
タカシ
まったくっす。
せいきゅん
おい!

とは言っても、すべての外資系が英語がペラペラじゃないと働けないわけではないし、映画に出てきそうなコテコテの外資系もあれば、地味な感じの外資系もある。

アメリカ系企業とヨーロッパ系企業でも、もちろん違いはあるしね。

タカシ
そうなんすね。外資系企業の定義って、何なんすか?
せいきゅん
そうだな、まずはそこから説明しよう。
■Pick Up
外資系に最も強い転職エージェントと言えばJAC(ジェイ・エイ・シー)リクルートメント」。年収500万円以上で忙しい人は、とりあえずJACリクルートメントに登録し、情報を得るのが吉。

2019年オリコン顧客満足度ランキング「ハイクラス・ミドルクラス転職エージェント部門」No.1、2015~2017年「転職エージェント部門」No.1。
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1.外資系企業とは?

せいきゅん
そもそも「外資系企業」とは何か?

政府(経済産業省)が考える外資系企業とは、海外投資家がどれくらいの株を保有しているか否か。

しかし従業員として「外資系企業」で働きたいと考えるときに、この定義を使わないほうがいい。

タカシ
何でっすか?
せいきゅん
例えばソニーは、2019年3月末時点で、56.1%と過半数以上の株を外国人が持っている。しかし、働いている人も働きたいと思っている人も、ソニーを外資系企業だと認識している人はほぼいないはずだ。
タカシ
あのSONYが外資系!?
せいきゅん
だから、あくまで「外資系で働きたい」というときの外資系企業は、違う定義が必要だ。

その場合は「海外に本社がある日本法人」と考えればいい。

そしてその日本法人の「外国人の社員の割合は、どれくらいか?」と「社長は外国人か?」というファクターによって、外資度の高さが変わってくると思う。

2.外資系企業と日系企業の違い

せいきゅん
当たり前だが、日系企業も、それぞれの会社によって文化も給料も違う。外資系企業も、すべてはその企業によるということになるが、それでもやはり、日系企業と外資系企業の間には大きな違いがある。

ちなみに、ここでいう「日系企業」とは、伝統的な大手の日本企業を指す。

外資系企業と日系企業の根本の違い

せいきゅん
日系企業は、新卒で社員をとり、社内でその会社に最適な人材を育てていく文化が強い

転職をする人が増えたと言っても、日系企業の上層部は、今でもその多くが新卒からその会社にいる人だ。これこそが、日系企業の一番の特徴である。

 

それに対して外資系企業は、一部の企業を除き*、成果を即出せる人しか採用しない。入社して半年も経てば、バリバリ成果を出してもらっていなければ困る。成果が出せていないなら、迷わず「肩たたき(退職勧奨)」をする。
*最近では、外資系企業の中にも、新卒から採用し、社内で育てていくような企業もある。

「成果を出したらすぐに給料に反映してもらいたい!」、かわりに「成果が出せなかったら、すぐに辞めます」と考える人は、外資系が向いている。

反対に、長期的な視点で安定的に成長したいと考えるなら、日系企業が向いている。

タカシ
なるほどっす。

外資系はアメリカ系・ヨーロッパ系・中国系に分かれる

外資系企業と言っても、本社がアメリカかヨーロッパか、または中国かでは特色が少し変わってくる。

現在日本にある外資系企業の本社は、4割がアメリカ、4割弱がヨーロッパ、1割が中国、残り1割強が韓国含むその他ということになる。

せいきゅん
最も短期的に成果を求めるのが、アメリカ系企業だ。

とにかくアメリカ企業は、スピード重視。トップダウンがものすごく強く、アメリカ本社の指示は絶対。出社初日から戦力としてフル活動を期待されるし、逆に「出社初日に会社がM&Aされた」などという伝説的な話もある。

英語が母国語なので、幹部に求められる英語のレベルも、当然高くなる

タカシ
ひぃ~、もはや戦場っすね。
せいきゅん
まさに。アメリカ系企業は、「和をもって尊しとなす」ではなく、個人でガツガツ仕事をしたい人向きだ。

ヨーロッパ系企業は、アメリカ系と日系の中間ぐらいなイメージ。日系企業よりはスピードを求められるが、そこまでシビアではないことが多い。ヨーロッパ本社の意向も重要だが、ローカルである日本に任せる部分も大きい。

英語も母国語ではないので、アメリカ企業ほど、完璧な英語を求められるわけではない

タカシ
ちょっと希望が見えたっす。
せいきゅん
中国系企業も、アメリカ系企業ほどスピードを求められるわけではない。が、やはり個人でガンガン仕事をしていくのが基本だ。

日本にある中国系企業では、中国語を仕事の現場で使うことはまずない。仕事では英語が使われる。

中国系企業の特徴としては、食事会や飲み会の機会が多いことかもしれない。人をもてなす文化があるのは、日本と同様だ。ただ、日本よりフラットな人間関係が一般的で、上司とも友達のような間柄になることも多い。

韓国系企業も、やはり会食の回数が多い。

タカシ
アメリカ系と日系のハイブリッドみたいな感じっすね。

外資系企業は給与が高いのか?

タカシ
やっぱり、外資系企業のほうが給料は高いんっすよね?
せいきゅん
これは何とも言えない。

年功序列で、実力があるけど役職がない若手が外資系に転職すれば、年収は上がることが多い。逆に、日系企業で役職が高い人が外資系に転職したら、総合的な年収は下がることもあるかもしれない。

外資系は福利厚生が手厚くないので、手当や退職金などを含めた生涯賃金で考えると、一概に外資系のほうが給料が高いとは言えない

タカシ
そうなんっすか!?
せいきゅん
外資系は、一般的に人員管理がものすごく厳しい。仕事で成果を出せない人の机はなく、少数の優秀な人でたくさんの仕事をこなす。

その分、一人ひとりの負担は大きく、給料は高くなる傾向にある。特に、ごく一部の上層部は、破格の報酬をもらう仕組みになっている。

タカシ
成果を出せる人しか外資系では残れなくて、だから給料が高くなるという感じっすね…
せいきゅん
その通りだね。

また管理職になると、年収の半分以上はボーナスになることが多い。目標を大きく超えれば、とてつもないボーナスを獲得できる一方、目標未達ならゼロだ。

タカシ
ぬぇえっ!?
せいきゅん
しかし普通の社員は、ボーナス部分はあまりない。10%ぐらいかな。だから普通の社員の場合は、日系企業のボーナス部分のほうが遥かに大きい。
タカシ
そうなんすね。

外資系企業の賃金制度

せいきゅん
日系企業は、勤続年数年齢が給料に大きく反映されることが多い。

しかし、外資系は基本的に仕事で給料は決まる。勤続年数や年齢は関係ない。「職種」や「ポジション」で、ほぼ年収は決まっているので、その仕事をやれるならその年収がもらえる。

タカシ
フェアといえば、フェアっすね。
せいきゅん
まぁね。基本的に日系企業は和やチームワークを重視する。だから、給料も同じぐらい。個人の力量より、何年勤務したという実績で給料を上げていった。

外資は、仕事ができる人は何歳だろうが出世して、どんどん給料が上がっていく。仕事ができない人は肩たたきにあう。

それを端的に表すものとして、日本だと、会社の業績が急激に悪くなり、倒産の危機になると全社員一律で給与を10%カットしたりする。しかし外資系企業では、こんなことをしたら仕事ができる人はすぐに転職してしまうので、仕事ができる人の給料は変えず仕事ができない人を解雇する。

福利厚生の違い

せいきゅん
日系企業の特徴として、手厚い福利厚生が挙げられる。労災や団体生命保険・傷害保険、長期の休職を認めるなど、外資にはあまりない。

お得な団体生命保険・傷害保険は、数万人の社員を抱える大企業だからこそできる技だね。

また精神疾患などを患い、会社を休職する場合も日系企業は3年間ぐらいは待ってくれるところが多い。

あと、外資系企業には退職金がないのが普通。すべては給料に含まれているという考え方だね。

タカシ
なるほどっす。
せいきゅん
ここまで読んで、「自分は外資系に向いている!」と思ったら、

まずは外資系に強い転職エージェントJACリクルートメント>>」に登録して、情報を得るのもいい。

 

鈴木さんに外資系の給与についてインタビュー

――転職先に外資系企業を選んだ理由は?

やっぱりお給与がいいですよね。そこは魅力的でした。国内企業で同じ仕事をしたとしても、外資と同じ金額がもらえるとは思えませんでしたので。

――差し支えなければ具体的な金額をお伺いしてもよろしいでしょうか?

そうですね。30代女性の平均年収よりは100~200万円以上多くもらっていたと思います。

【取材記事】外資系食品メーカーに勤務していた鈴木さんの給料は?>>

 

職場環境

軍隊(トップダウン)と、家族(部単位)

せいきゅん
外資系企業は、基本的にトップダウン。本社のCEOがすべてを決める

日本支社は、それに従って行動するのみ。日本の支社長に裁量権はほどんどない。ただ、日本支社の業績がいい会社は、日本支社に裁量権がある会社もある。

社名に「日本」が入る外資系会社は、日本支社に一目置いている=裁量権があることが多い。日本マイクロソフトや日本マクドナルド、ネスレ日本、日本ロレアル等々。

タカシ
そうなんっすね。
せいきゅん
日系企業は、基本的に部長や課長が現場の指揮を執る。チーム単位で考え、チーム単位で競争したりする。

外資系企業は個人プレーが基本だ。プロフェッショナルな個人が、自分の責任で仕事をする。直属の上司と決めた目標に向かって突き進む。外資系は、上司が採用を決め、もう会社に必要のない人間と考えれば、退職勧告も行う。

仕事ができない人には、すぐに退職勧告を行うが、仕事ができたとしても、カルチャーに合わなければ退職勧告を行うことが多い。

とにかく、日本以上に外資系というのは会社のカルチャーを大切にする。なぜなら、それがトップダウンを命令系統を支えているからだ。カルチャーに逆らうやつは残させないことで、軍隊のようにトップが決めた戦略・戦術を一心不乱に行わせることが可能になる。

タカシ
外資系の会社のほうが、何となく自由な感じがしていたんすが、全然違うんすね。

むしろ、うちの会社のほうが自由というか、緩いと言うか。

せいきゅん
とにかく、外資系は人件費管理が厳しい。だから少数精鋭。管理職も前線でバリバリ働く。だから、手取り足取り教えてくれることはない。目標さえ達成していれば、何も文句は言われず、給料も高い。

しかし、目標が達成できない、会社のカルチャーに合わないなどのことが起きれば、すぐに退職勧告をされる。

非常にシンプル。まぁ、厳しいとうことでもあるね。

 

投資銀行と経営コンサルティング会社は特別

せいきゅん
外資系企業の中でも、ゴールドマン・サックス証券やモルガン・スタンレー証券などの「投資銀行」と、マッキンゼー・アンド・カンパニーやボストン・コンサルティング・グループなどの「経営コンサルティング会社(プロフェッショナルファーム)」は、さらに厳しい。

UP or OUT」の人事慣行と言われ、2~3年ごとに昇級(UP)しなければ、退社(OUT)するしかない。つまり現状維持は許されない

もちろん、外資も「クビ」ということは簡単にできない。仕事をまったくフラなかったり、人事評価を思いっきり下げて、本人に気がつかせる。そもそも、日系企業と違って、最初からそういう場所だとわかって皆来ているので、抵抗せずにさっさと辞める人がほとんどだ。

ただし、これはフロントオフィスと呼ばれる人だけで、サポートオフィス(バックオフィス)=人事総務経理等の仕事はステイが許される。

外資系の事業会社も、「UP or OUT」のような激しい人事慣行にはなっていない。

 

職場の人がどんどん変わる

せいきゅん
上記のような感じだから、外資系企業の人の入れ替わりは、激しいことが多い。

業績が悪ければ部署ごと、あるいは日本支社ごと撤退させてしまうこともある。しかし、皆そんな感じに慣れているから、普通に違う外資系会社へ転職する

タカシ
日本では会社の人間関係で悩んでいる人が多い印象ですが、外資系だと人がどんどん変わっていいっすね。
せいきゅん
まぁね。日本は人事異動に関しては割とゆっくり。外資系は早いことが多い。

 

実力が評価されやすい環境にある

タカシ
外資系のイメージだと、若い上司や女性の社長がいて、年齢や性別での差が、少ないように感じるっす。
せいきゅん
基本的には、そういう傾向があるよね。

年齢や性別での差別は少ないけど、仕事で鬼のような成果を出さないと出世できない。さらに成果は必要条件で、外資でも実力だけでは出世ができない場合もよくある。

外資系企業では成果は必ず出したうえで、自分の上司に気に入られなければいけない。外資系では直属の上司が評価をして、出世を決める。だから日本以上に上司に気に入られることが必要なんだ。わかりやすく上司を褒めまくったり、ゴマをする人も多い。

 

服装

タカシ
外資系といえば、オーダーメイドのスーツを着て、小物もオシャレなものを身に着け、颯爽と歩いている人しか思い浮かばないっす。
せいきゅん
まぁこれも、会社や個人によるとしか言いようがないね。

有名なラグジュアリー系アパレルブランドで働いている人でも、稀に全然オシャレじゃない人もいる。

高い手数料をクライアントに請求する法律事務所経営コンサルティングファームで働いている人たちは、基本的にはカッチリした一流のスーツを着ている人が多い。事業会社は、本当にその会社の風土や個人のセンスによるところが大きい。

ただしマーケティング広報の仕事をしている人は、オシャレな人が多い。というか、オシャレでなければ、面接に受かることはできないと思う。なぜなら、自分の外見に気を配れない人に、マーケティングや広報の仕事をできないと考えている人(面接官)が多いからだと思う。

 

社内行事

せいきゅん
日本は形式に重きを置く。忘年会や新年の挨拶、歓迎会など。

外資系は楽しさに重きを置く。楽しくないイベントには皆参加をしないので、どうやってみんなが楽しめるイベントにするかということを、上層部はしっかり考える。エンターテイメント性を重視するといった感じだ。そしてイベントでは上司も部下も関係なく、みんなフラットに楽しむ。

もちろん、プライベート優先で出席しない人もいるが、誰もそのことを気にしたりしない。

タカシ
アメリカっぽっすね!

外資系企業には残業がないのか?

タカシ
外資系企業には、残業がないんすか?
せいきゅん
これももちろん会社によるということになるが、外資系のほうが猛烈に働いている人も多い。

外資系企業にはワークライフバランスがあるというが、それはサポートオフィス(バックオフィス)の人たちが基本である。

何度もいうように、外資系では人員管理が厳しい。少数精鋭なんだ。日系企業の数人分の仕事を1人でするから、給料が高かったりする。だから、忙しい人も多い。

タカシ
なんか、自分がいだいていたイメージと、本当の外資系は違いまっす…
せいきゅん
まぁね、いいところしか見ていなかったかもね。

ここまで読んで、「自分は外資には向いていなさそう…」と思ったら、日系企業で、もっと自分にあった会社を探すのも一つの手。

この記事を読んで、転職エージェントをうまく活用し、自分にあった会社を見つけてほしい。

転職エージェントの比較は無意味。おすすめの選び方&活用方法

2019.10.30

 

外資系で営業職をしている小林さんに労働時間のインタビュー

――オフィスにいなければならない時間はありますか?

いわゆるコアタイムですね。11~15時がその時間に該当します。ただ私のように外回りのある営業職だとその時間もいないことが多くあります。

例えば朝と夕方に打ち合わせがある日なんかはオフィスに行かず、直行直帰だったりしますね。

――そういった時間に関する裁量権も与えられているんですね。

完全に成果主義なので、「業績を上げること」と「コンプライアンスに反しないこと」、この二つを徹底すれば基本的に何をしてもOKです。

私は妻子がいるので、特に子どもが幼いうちは子育てとの両立といった面で大変助かっていました。

【取材記事】日本マイクロソフトで働く小林さんのワークライフバランスとは?

3.どれくらいの英語力が必要か?

タカシ
英語は、どれくらいしゃべられないとダメなんすか?
せいきゅん
最初のほうでも言ったけど、アメリカ企業とそれ以外の外資系では求められる英語のレベルは違う。もちろん、ポジションによっても求められる英語力は全然違う。

必要なポジションとそうでないポジションがある

せいきゅん
例えば、外資系食品メーカーの国内営業職で働かれている人を想像してみよう。その人たちは誰に対して英語を使うだろうか?

営業先(顧客)は日本人。部署のメンバーも多くは日本人。となると、実際の業務では英語を使う機会がほとんどないんだ。

タカシ
確かにっす
せいきゅん
英語が必要になる場面は上司とコミュニケーションだ。普段はメールでのやり取りだから、読み書きができればいい。そうすると、TOEIC(トーイック)600点ぐらいの英語力で問題ない。

メールだけではなく、ときには社内で軽いミーティングや、本社(本国)の役員とZoom等でオンラインミーティングをする必要もある場合は、TOEIC700点ぐらいの力が必要だね。

タカシ
それでも700点っすね…
せいきゅん
あくまで目安だ。入社したばかりの頃は、ボディーランゲージで乗り切るという人が多い。

さらに、外資系玩具メーカーの製造部門、工場で働く人はどうなるか? 工場勤務の場合は、そもそも会話でのコミュニケーションが求められることが少ない。だから、役職があがり、工場内外での連携が必要になってはじめて英語が必要になるんだ。

あとは、現場のリーダー的な存在なら、工場のマニュアルが英語ということがあるので、それを読んで理解する英語力は必要になる。

TOEICでは何点くらい必要か?

せいきゅん
1社目の外資系は、みんな英語で苦労する。逆に言うと、事前に英会話を習っても、やはり苦痛なく英語が使えるようになるには、ビジネスの世界で鍛錬が欠かせない。

自分の思っていることを伝えなければいけない、上司の言っていることを理解しないといけない、そういう緊張感のある現場で英語を使うからこそ、英語の力は伸びる。

だから、最初は厳しいかもしれないが、ボディーランゲージを活用して英語に食らいついていかないといけない。

タカシ
ひぃー
せいきゅん
とは言っても、外資系に挑戦するために、ひとつの基準点や目安があると目標設定がしやすい。

多くの外資系の求人で見られるTOEICの点数を基準に目安を考えてみよう。

2014年に「企業が期待するTOEICスコアとビジネスパーソンの平均スコア」というものが発表された。

 

TOEIC点数分布

 

せいきゅん
ここには部署ごとの目標点数が書かれているが、外資系企業を狙うのであれば一般企業の国際部門、つまり「655~865点」が目指すべき一つの基準となる。

TOEIC公式サイトに掲載されている点数ごとのスキルの目安は以下の通り。

TOEICスコア 900〜990
1. 自分の専門分野の高度な専門書を読んで理解できる。
2. 英語を話す人達が行っている最近の出来事・事件についての議論を聞いて内容を理解することができる。
TOEICスコア 800〜895
1. 英語で書かれたインターネットのページから、必要な情報・資料を探し収集できる。
2. 職場で発生した問題点について議論をしている同僚の話が理解できる。
TOEICスコア 700〜795
1. 会議の案内等の社内文書・通達を、読んで理解できる。
2. 自分の仕事に関連した日常業務のやりかたについての説明を理解できる。
TOEICスコア 600〜695
1. 自分宛てに書かれた簡単な仕事上のメモを読んで理解できる。
2. ゆっくりと配慮して話してもらえば、目的地までの順路を理解できる。
TOEICスコア 500〜595
1. 電車やバス、飛行機の時刻表を見て理解できる。
2. 打ち解けた状況で、 "How are you?""Where do you live?" "How do you feel?" といった簡単な質問を理解できる。
TOEICスコア 400〜495
1. 看板を見てどんな店か、どういったサービスを提供する店かを理解することができる。

 

せいきゅん
求められるスキルとしては「1. 会議の案内等の社内文書・通達を、読んで理解できる」「2. 自分の仕事に関連した日常業務のやりかたについての説明を理解できる」ということ。確かにこの2つができれば、知らない業務も学び実践することができるだろう。

となると、やはり700点以上を一つの目安として設定するのはいいかもしれない。

タカシ
やっぱり700点…
せいきゅん
まぁとにかく、TOEICの点数は基準の一つにすぎないということだ。800点以上取れる人でも、実際のコミュニケーションになると、間違った英語を話すのが怖くて何も言えなくなってしまう…… ということも珍しくない。

反対に、お笑いタレントの出川哲朗さんのように英単語をほとんど知らないのに、ボディーランゲージを活用してコミュニケーションを取れてしまう人もいる。

TOEICの点数はあったことに越したことはないが、どちらにせよ外資系に入ってから、必死に努力することになる。英語が不安だから外資系を諦めるということでなく、入って話せるようになろうと考えたほうがいい。

 

外資系にお勤めの小林さんに英語に関するインタビュー

――英語力ってどれくらい必要なものでしょうか?

話すスキルはそこまで必要ではありませんが、読むスキルや聞くスキルは必須だと思います。

ちょっと具体的な内容になりますが、業務の中で英語の仕様書を日本語にわかりやすくまとめる作業があります。これは英語が読めないと、ちょっと仕事にならないですね。

――小林さんは入社してから英語を学ばれたのですか?

前職が海外のソフトウェアを国内で売る仕事だったので、ある程度の語学力はありました。ただ、やっぱり入社してから結構勉強しましたよ。

――なるほど……。ただ前向きに考えれば、本格的な勉強は入社後でも間に合うということですね?

間に合わせる、という方がニュアンスが近いかもしれません。笑

【取材記事】日本マイクロソフトの営業職で、英語力ってどれくらい必要?>>

4.外資系企業に転職するためには

せいきゅん
ここまで読んで「外資系企業で勝負してみたい!」と思ったら、外資系企業に強い転職エージェントに登録して、「自分は外資系企業に合っているか、行けるか?」ということを聞いてみるのがいい。

下記が外資系企業に強い転職エージェントだ!

 

外資に強い転職エージェント特徴
JACリクルートメントやはりおすすめNo.1 はJAC。2020年ハイクラス転職No.1*。ハイクラスの中には、当然多くの外資系企業が含まれている。
ランスタッド巨大グローバル人材企業。世界2位。なので外資系に強い。
ビズリーチハイクラス向けの有料転職サイト。無料登録して、ヘッドハンターからのスカウトを待つのもあり(無料)。
ロバート・ウォルターズ英国ロンドンが本社のグローバルカンパニー。英語に自信がある人は、狙い目。
*オリコン顧客満足度ランキング

 

役員クラスの転職は世界5大ファーム

せいきゅん
ちなみに、日本法人の社長(CEO)やCOO(最高執行責任者)、役員クラスの転職は、「世界5大ファーム」と呼ばれるヘッドハンティング会社(エグゼクティブサーチ、エグゼクティブリクルーター)が、ほぼ独占している。

5大ファームとは、この5つ。

 

エゴンゼンダー(Egon Zehnder)
コーン・フェリー(KORN FERRY)
スペンサースチュアート(Spencer Stuart)
ハイドリック&ストラグルズ(Heidrick and Struggles)
ラッセル・レイノルズ(Russell Reynolds Associates)

 

せいきゅん
この5大ファームから声がかかったら、日本のビジネスパーソンとしては、ほぼ最高峰ということになる。
タカシ
CEO… 痺れるっす!
せいきゅん
転職エージェントの他にも、自分で転職サイトに登録して、外資系の求人を見てみるのはいい。仕事内容給与条件などをチェックする。。

あと、おすすめなのが、LinkedIn(リンクトイン)。

タカシ
リンクトイン?
せいきゅん
LinkedInは、世界で最も使われているビジネスSNS。日本ではFacebook がビジネスの場面でも使われることが多いけど、海外はビジネスのつながりはLinkedIn がメイン。多くのホワイトカラーがやっていて、名刺代わりになっている感じ。

LinkedIn に英語でしっかりと自己紹介経歴現在の仕事を書いておくと、タカシみたいな人材が欲しいと思っている外資系のリクルーター(人事部の人)から、スカウトのメッセージが来ることが多々ある。

タカシ
直接、うちに来ないか? と言われるんすか!?
せいきゅん
そう。もちろん選考は行われるけど、普通に求人サイトからその会社に申し込むより、採用される可能性はかなり高くなる。

世界の有名企業のリクルーターから、メッセージが来ることもある。

タカシ
ごいすーっすね。
せいきゅん
だから、外資系企業への転職を目指すなら、まずはJACリクルートメントと、ビズリーチに登録して、

LinkedInにも登録。そして英語でしっかりと自己紹介や経歴今の仕事を書いておく。

あとは転職サイト「リクナビNEXT」や「マイナビ転職グローバル」をチェックして、外資系企業がどんな求人を出しているか確認する、こんな感じだな。

タカシ
なるほどっす。

 

転職口コミサイトを確認する

せいきゅん
転職サイトで外資系の求人を確認すると同時に、その外資系企業の転職クチコミサイトも一緒にチェックしよう。
タカシ
転職会議とかっすか?
せいきゅん
そうだね。転職クチコミサイトを見れば、だいたいその会社の内部の雰囲気がわかる。

ブラック企業を見破る方法丨転職口コミサイトを比較した

2019.11.11

6.外資系企業に行くより…

せいきゅん
よし、この方法でタカシも外資系に挑戦してみろ!
タカシ
僕、外資系行くのやめまっす! 今、外資系企業に行けても、活躍できるイメージがまったくわかないっす! もっと自分の実力と専門性を磨いて、30歳になったら外資系で活躍できるようになりたいっす。
せいきゅん
いさぎよいね。

日本の会社は、給料もらいながら実力をつけるには、かなり恵まれた場所だよね。外資系に行くなら、早く自分の勝負する領域を決めて、その実力と実績を30歳までにつくっておくといいね。

タカシ
うぃっす!
せいきゅん
そうなると、転職エージェント登録して、客観的に外部(転職エージェント)から、今のタカシの市場価値を見てもらうことはいいと思う。

市場(会社)は、どういう人材を欲しているかわかるし、自分が人より高い価値を提供できそうな専門分野がわかるかもしれない。

転職エージェントの賢い使い方は、↓この記事を読んでみて。

転職エージェントの比較は無意味。おすすめの選び方&活用方法

2019.10.30

 

それでは
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ABOUTこの記事を書いた人

岩崎 聖二

「お金なんかで人生悲観する人をなくしたい」をテーマに、100歳までサバイブする稼ぎ方・投資・子育てを研究。

人生は、逃げても攻めても辛いことだらけ。だから、くだらない見栄や常識を捨てて、辛いこともなるべく楽しみ、小さなことに感謝して生きる。これが僕のサバイブ術。

1級FP技能士。元裁判所職員。裁判所入所後、父が残した大借金を金銭的・精神的に解決するために起業して、はや13年(本当は彼女にフラれて起業)。岩崎のもう少し長い自己紹介はこちら>>

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